...帰参を許されたものの...
直木三十五 「南国太平記」
...それがまた形式に流れて腐敗するとまた利己主義に帰参する...
夏目漱石 「三四郎」
...砲術で帰参などは以(もっ)ての外...
野村胡堂 「江戸の火術」
...故主に帰参のお願いするはずで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...有峰杉之助はもう帰参の望みなどはなかったのかも知れませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本国へ帰参の手蔓(てづる)にするために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蜂谷の一族は甚五郎の帰参を快くは思わぬが...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...阿部家への帰参は当時内約のみであって...
森鴎外 「渋江抽斎」
...再度帰参の取なし方を頼みこんだのであった...
吉川英治 「剣難女難」
...帰参の福運を目の前にして下手な蹴(け)つまずきをやっては詰らないし...
吉川英治 「剣難女難」
...漢室に帰参したいものと考えていたものの...
吉川英治 「三国志」
...きっと帰参いたしますゆえ...
吉川英治 「三国志」
...荊州の征旗を見て帰参したのは...
吉川英治 「三国志」
...「ござります――それは裾野(すその)よりご帰参の上部(かんべ)どのが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...実に十九年ぶりの帰参がかなえられたのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...朝廷への帰参をとりなしてもらおうというお腹なのでしょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...又御帰参がかなわぬ迄も...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...「――帰参のかなう日が来たぞ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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