...帰参を許されたものの...
直木三十五 「南国太平記」
...帰参のできるようになるにきまっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...有峰杉之助はもう帰参の望みなどはなかったのかも知れませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...帰参(きさん)が叶(かな)ったんですが――ありゃあ...
長谷川時雨 「市川九女八」
...故主(こしゅう)の許(もと)に帰参しようとも思い...
森鴎外 「渋江抽斎」
...枳園を帰参させようとして...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その三十七阿部家への帰参が(かな)って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ことによると良人は帰参がかなうかも知れぬ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...今度計らずも小野家へ帰参が許されたので...
吉川英治 「剣難女難」
...帰参のお願いどころか...
吉川英治 「剣難女難」
...荊州の征旗を見て帰参したのは...
吉川英治 「三国志」
...曠(は)れての帰参は...
吉川英治 「私本太平記」
...晴れて帰参してくれい」「もったいない仰せです」「いや真情だ...
吉川英治 「私本太平記」
...伊那丸(いなまる)を味方につけ、甲駿(こうすん)へ根を張らんとしてながらくでていた八風斎(はっぷうさい)、それが不首尾(ふしゅび)で、帰参後も、めッたに顔をみせぬと思うていたら、すでに、秀吉袋攻めの奇陣を策(さく)しておったのか、どれ、一見(けん)いたそう」と、勝家(かついえ)はことごとくきげんをなおして、徳山則秀(とくやまのりひで)の取りだした書類や図面に目をとおし、また時折にはなにか小声でヒソヒソと密謀(みつぼう)をささやいていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...帰参をゆるしてとらす」最後にいった...
吉川英治 「新書太閤記」
...城内へ帰参してはいるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...お船手へ帰参のなるように運動をしてくれぬか」というのが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...元の船手組へ帰参ができるだろう」と懸命(けんめい)なところだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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