...ちゃん、ちゃんとやって、首尾よく行けば、帰参でげしょう...
直木三十五 「南国太平記」
...御帰参の時を待つか...
中里介山 「大菩薩峠」
...再び帰参(きさん)して考え出した...
夏目漱石 「草枕」
...砲術で帰参などは以(もっ)ての外...
野村胡堂 「江戸の火術」
...主君の菩提所を再建すれば帰参も叶い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...故主に帰参のお願いするはずで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主家帰参のために入要な三千両を盗み溜め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこで三年もすごせば勘当息子の帰参が叶うという約束のもとに行ったのだ...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...暗に客の帰参を促したのであるが...
牧野信一 「趣味に関して」
...一年ばかし勘当されて漸く帰参が叶つたばかりだといふ話だつた...
牧野信一 「スプリングコート」
...それがしばらくしてから帰参して側者頭(そばものがしら)になっていたのである...
森鴎外 「阿部一族」
...故主(こしゅう)の許(もと)に帰参しようとも思い...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どうか帰参のかなうように取りなして欲しい...
吉川英治 「三国志」
...御帰参はかないましたか」「かのうた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「おれたちが仕官したり帰参するのが気にいらないのか」とひがんでいう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...父の丹左も、ようやく元の姫路城へ、帰参かなって、この春からは、以前のとおり池田家の藩士...
吉川英治 「宮本武蔵」
...五年後には帰参させて...
吉川英治 「無宿人国記」
...したがって帰参のころには一向宗の熱は醒(さ)めていたと推測するほかはない...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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