...その思想の帰するところ一轍なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...これより関東全く北朝に帰するに至りぬ...
大町桂月 「秋の筑波山」
...「簡単」というも力学は云わば直接に知り得る事実を簡単に云い表わすことをとり扱うのではなくして直接に与えられたるものを超えて一般化することであるからこの「簡単」は実は法則に帰するものでなければならぬであろう...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...「減刑運動」を宣伝し煽動した功績は殆んど専ら新聞紙に帰するわけだ...
戸坂潤 「社会時評」
...基礎的に行なうことに帰するわけである...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...立派な辞世の句だの偈だのを残して帰するが如くに逝った例は...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...継続した存在を帰する場合もある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そのとき彼はアノニムな「ひと」を対象とすることによって彼自身アノニムな「ひと」となり、虚無に帰する...
三木清 「人生論ノート」
...さて神林再び長じ神威人心の復帰するまで...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...会えないといって客を突き帰すことをしなかった...
室生犀星 「陶古の女人」
...或は思ふに之(この)二者は並に皆求むる所少きに帰するもので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お終いには笑って帰すという母の腕前はたいしたものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...どこまでが昔話か結局は不明に帰するのである...
柳田国男 「山の人生」
...それよりこの子を親許(おやもと)へ帰すがいい...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「岡本から手紙だ」「国許へ帰すという話があったんだろう」と主計は云った...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...なお聞け孔明、なんじは魏の大帝をさして暗にそのことばをなすのであろうが、天数は変あり、徳ある人に帰す...
吉川英治 「三国志」
...九死の中から一生をひろって帰って来たようなこの苦心も――それは帰するところ誰のためか...
吉川英治 「新書太閤記」
...で、事変後の数日、その余波のもっとも高そうな人と地理と情勢とを、いまその禍乱(からん)を離れて、天下の全面を高所から大観してみると、帰するところ、どこもかしこも、愕(おどろ)きの余りに、――如何にこの大変動に処すべきか...
吉川英治 「新書太閤記」
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