...この熱源は多分太陽が徐々に冷却する際に起る化学作用に帰すべきであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...敵将が君を帰す時...
泉鏡花 「海城発電」
...君にも船を国へ帰す手伝いをして貰わなきゃならないしね...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...普通の屍体同様腐敗に帰するものかどうか? それらのことも一切不明なのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...又は事実回帰すると考えられるような場合があっても...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...リッケルトは実在(事実)に二つの根本的な規定を帰する...
戸坂潤 「科学方法論」
...却って広田内閣に復帰するというのは...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...創造的な(?)芸術の崇拝という一種の俗物常識に帰するものであることも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...……すべては同じきに帰す...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...藩地へ帰すことを許さなかったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「天下の権力総て之を太政官(だいじょうかん)に帰す...
蜷川新 「天皇」
...完全に不可分で更に小さい単位に帰することができないものでなければならないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...同一性を帰する理由なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それ等の手に帰する外はあるまい...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...事すべてが水泡(すいほう)に帰するであろう...
吉川英治 「三国志」
...むしろ、表面では、「帰するところ、直義の責任だ、わしの不覚だ...
吉川英治 「私本太平記」
...――勝家が、その上の宿老たり総司令であったという重さも、帰するところ、信長という主体あってのことで、それなくして、単に、武門の一将と一将、人間と人間という対比に返って接してみると、これは以前とだいぶ感じがちがって来ないわけにはゆかない...
吉川英治 「新書太閤記」
...お帰りになりますと?」「ひとり帰すも酷(むご)い...
吉川英治 「源頼朝」
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