...いつも年末(ねんまつ)に催(もよお)されるという滝田君(くん)の招宴(しょうえん)にも一度(ど)席末(せきまつ)に列(れっ)しただけである...
芥川龍之介 「滝田哲太郎君」
...その時余は大概四十何人の席末を汚すのが例であったのに...
夏目漱石 「琴のそら音」
...体操(たいそう)の教師だけはいつも席末に謙遜(けんそん)するという話だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...除夜狐火の饗宴にも世間様並の会費を支払つて席末に列するを得るやうになつたとき...
正岡容 「滝野川貧寒」
...新宿の寄席末広亭で催された三十日会と云ふ寄席文化講座に於る質疑応答の場合にである...
正岡容 「寄席風流」
...例の貧乏学生の多い席末の座につかねばならないことで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...当時の最年少者として席末に控えておられました斎藤先生が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...席末から甚だ僭越と思うけれども...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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