...室町時代には、朝廷から禅宗の師家に授けられる称号...
...」師家のお役に立たなかった小指は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...師家(しけ)の達者なうちにその頂相を残しておきたいものだと思つて...
薄田泣菫 「茶話」
...□禅宗の師家が全心全身を傾到(マヽ)して一箇半箇を打出する如く...
種田山頭火 「其中日記」
...生きてはおられませぬ」三恵林寺(えりんじ)の師家(しけ)に慢心和尚(まんしんおしょう)というのがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがお師家(しけ)さんで通るのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...苟(いやし)くも宗門の師家(しけ)としてそんなことがあろうはずはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは頭と顔の円いので見紛(みまご)うべくもあらぬ師家の慢心和尚であろうとは...
中里介山 「大菩薩峠」
...これらの医師家庭の子孫に加えて...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...)」此等の門人中主として師家のために内事に任じたものは清川...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...里村宗家は恐くは壽阿彌の師家であつたのだらう...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...禅僧某はかねて時宗の師家だったが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...やはり師家の門を敲かずにはいられなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...西洋崇拝の弊風が天下を吹きめぐって我国固有の美風良俗が地を払って行く中に毅然として能楽の師家たる職分を守り...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...師家へ入門の手続をして直ぐに秘曲「翁(おきな)」の相伝を受けた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...能楽師家担当の重大責務ともいうべき神曲「翁」の相伝を受けたという一事によって...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...断絶した師家の怨みを...
吉川英治 「宮本武蔵」
...さては……師家の汚名を雪(そそ)がんための御決心とみえる」「いずれ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その中にはケンシウという禅宗の師家などもあった...
和辻哲郎 「鎖国」
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