...室町時代には、朝廷から禅宗の師家に授けられる称号...
...義弟藤原師家をして摂政たらしめ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...紅葉門下が秋声(しゅうせい)一人を除くの外は皆外国語に疎(おろ)そかであったは師家の厳しい教訓のためであった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...師家(しけ)の達者なうちにその頂相を残しておきたいものだと思つて...
薄田泣菫 「茶話」
...この師家には人々の望によって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それがお師家(しけ)さんで通るのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...苟(いやし)くも宗門の師家(しけ)としてそんなことがあろうはずはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは頭と顔の円いので見紛(みまご)うべくもあらぬ師家の慢心和尚であろうとは...
中里介山 「大菩薩峠」
...これらの医師家庭の子孫に加えて...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...わたくしは蘭軒の師家より得た所のものには余り重きを置きたくない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...師家と男名取らとの間に往来して調停に努力した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...右は近重物安博士や現南禅寺師家柴山全慶師らの研究によるから...
柳宗悦 「民藝四十年」
...とにかくに或る一人の優れたる師家が指導すれば...
柳田国男 「木綿以前の事」
...やはり師家の門を敲かずにはいられなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...師家へ入門の手続をして直ぐに秘曲「翁(おきな)」の相伝を受けた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...――さもあらばあれ、師家は絶滅、吉岡道場は離散、この上、恥も外聞もあろうかと、武門を捨てた気とあらばなにをかいおう、武蔵五体と両刀のつづく限りは、相手になる、死人の山を築いてみせる」「なにをッ」十郎左衛門ではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「師家の今後です...
吉川英治 「宮本武蔵」
...さては……師家の汚名を雪(そそ)がんための御決心とみえる」「いずれ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その中にはケンシウという禅宗の師家などもあった...
和辻哲郎 「鎖国」
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