...人造人間の研究費は国帑(こくど)の二分の一にのぼっている...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...これによりて従来乱用せられつつある国権を制し国帑(こくど)の濫費(らんぴ)を防ぐが故にこれを実行し...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...と仰せになって御内帑金二万円をお出しになって満洲の一切経を買入れの上大学にお下げになって頂戴したのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...ジャルディン卿遺族の弔慰その他に大分の国帑(こくど)をお費(つか)いになったというもっぱらの評判でした...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...家も帑蔵(どぞう)も灰になってから...
徳田秋声 「足迹」
...必ずしもこれをもって官帑(かんど)全くむなしかったためのみということができぬからである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...内帑(ないど)を殖やすに熱心してその馬の糞を売り...
南方熊楠 「十二支考」
...用帑(ようど)匱(とぼ)しきに至るごとに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...4850内帑(ないど)はいつも明虚(あきがら)になっています...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...売った代銀も藩主の内帑(ないど)に入れるという名目だが...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...皇室では内帑(ないど)を御約(つづ)め遊ばすという...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...御内帑(ごないど)のくるしさ...
吉川英治 「私本太平記」
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