...帆桁(ほげた)へ尻尾をまきつけて...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...こんなことは軍艦の帆桁(ほげた)から下りるより...
海野十三 「怪塔王」
...また或る船では、檣や帆桁などの、私の頭上高いところに、蜘蛛の巣ほどに細く見える索にぶら下っている人たちがいた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...帆桁はぐらぐら動き...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...片手で帆桁につかまり...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...一陣の颶風(ぐふう)はその長さ六十尺の帆桁をもわら屑(くず)のごとくに砕き...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...頭をまっさきにして水夫は帆桁をぐるりと回りながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...帆桁を目で見計らってるらしかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は帆桁の上を走っていった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ついに彼は帆桁の上にまたよじ上り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...帆桁の上を横木の所まで歩いてゆき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...帆桁に白貨物船は錆びてゐる夜...
仲村渠 「睡眠」
...二本ずつ束にした四組の帆桁を主舳にし...
久生十蘭 「海難記」
...渦巻をぐるぐるまわるたびに船は樽やそのほか船の帆桁(ほげた)や檣(マスト)のようなもののそばを通るのですが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...あるいは帆桁(ほげた)をあげ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小さいながら中央に帆桁(ほげた)もあって...
山本周五郎 「青べか物語」
...」霧が帆桁(ほげた)にからまりながら湯気のように流れて来た...
横光利一 「上海」
...帆柱、帆桁、索具、空中に描き出さるゝ船形、丁度それが一閃の光りで張幕の上へ映し出される恐ろしい幻像のやうに、忽然と一時に全部が浮びあがつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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