...「帆柱」帆を掛けるための柱...
...帆柱(ほばしら)...
泉鏡花 「印度更紗」
...鬼の支(つ)いた棒見るような帆柱の下から...
泉鏡花 「歌行燈」
...私は今ぢや帆柱にすがりついてる難船者だ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...帆柱のうえにまでとどく荒れ狂う怒濤(どとう)をかぶりながら...
海野十三 「恐竜島」
...煙突には船の帆柱の様に...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...果して其処(そこ)の砂浜の帆柱(マスト)の折れたような木に...
竹久夢二 「おさなき燈台守」
...背景には岸近くもやった船の帆柱の林立がある...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
... 880鳥は帆柱下に落ち...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その帆柱の下においでなさるお年寄のお方...
中里介山 「大菩薩峠」
...帆柱一本だけのようなものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...その帆柱一本が邪魔物です...
中里介山 「大菩薩峠」
...辛(かろ)うじて帆柱の方へ這(は)って行く者も...
中里介山 「大菩薩峠」
...帆柱のかげからムックリとはね起きた六尺ゆたかの壮漢...
中里介山 「大菩薩峠」
...帆柱は美しい雲をあげてゐた帆は裂かれて...
仲村渠 「舳」
...補助の帆柱を単なる旗竿に使うようになっても...
服部之総 「黒船前後」
...ランマンと咲いた地球の上にランマンと飛ぶ雪の砲丸さあゐつぱいの力だゐつぱいに足をふまへて私はせいゐつぱいに弓を張らう!酔ひどれ女鉄くづのやうにさびた木の葉がハラ/\散つてゆくと街路樹は林立した帆柱のやうに毎日毎日風の唄だ...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...帆柱を倒すのはむずかしいもので...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...帆柱(ほばしら)もなければ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
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