...菩提所の――巽は既に詣ではしたが――其処ではない...
泉鏡花 「浮舟」
......
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...「巽堂(たつみだう)から文句を言つて来た...
永井荷風 「来訪者」
...堂内の巽(たつみ)に当る柱で噪(さわ)いでいる一かたまりの人の声...
中里介山 「大菩薩峠」
...巽妙子の身に着いたものでしょう...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...「最後の品はこれだッ、サア、うんと気張って糶(せ)って下さい」開け放した扉(ドア)から、無理無体に引き摺り込んだのは、何んと言うことでしょう、素肌に薄汚い袷(あわせ)をたった一枚着た、踊り子の巽妙子、――あの妹と称する美しい女です...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...兄貴と称する巽九八郎が名題の悪(わる)で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...巽九八郎が外から階子を掛けて窓からつれ出したのではあるまいか...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...巽巳藝妓(たつみげいしや)の侠(きやん)な名や...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...巽(たつみ)の方の三足の蛙と誤伝したのである...
南方熊楠 「十二支考」
...巽(たつみ)の二つの門から...
吉川英治 「三国志」
...また王粲(おうさん)や傅巽(ふそん)を関内侯に封じた...
吉川英治 「三国志」
...巽小文治(たつみこぶんじ)が和田呂宋兵衛を生けどったり! 和田呂宋兵衛を生けどったり!」声...
吉川英治 「神州天馬侠」
...巽小文治(たつみこぶんじ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...夜(よ)な夜なこの外城(そとじろ)の隙(すき)をうかがっていた木隠龍太郎(こがくれりゅうたろう)と巽小文治(たつみこぶんじ)のふたりだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...木隠龍太郎(こがくれりゅうたろう)と巽小文治(たつみこぶんじ)のふたりである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「お召しになる巽丸(たつみまる)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...巽丸(たつみまる)の水夫頭(かこがしら)が迎えに来たので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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