...巽斎の精神も子供の時から逞しい力を具へてゐた...
芥川龍之介 「僻見」
...巽斎の師事した学者や画家も大半は当時の名流である...
芥川龍之介 「僻見」
...――汽車は赤城山(あかぎさん)をその巽(たつみ)の窓に望んで...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...巽九八郎はもうグウとも言えません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...こればかりは巽の人格と没交渉に敬服させられます...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...巽九八郎が外から階子を掛けて窓からつれ出したのではあるまいか...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...巽(たつみ)の方の三足の蛙と誤伝したのである...
南方熊楠 「十二支考」
...常盤津節、巽八景(お蔦、爪弾きで唄う...
三好十郎 「斬られの仙太」
...本丸下の巽櫓(たつみやぐら)の階上へ押込められた...
山本周五郎 「いさましい話」
...いきなりお粂が巽(たつみ)あがりに怒りやあがって」「意気地がねえな...
吉川英治 「江戸三国志」
...東南の巽(たつみ)の門です...
吉川英治 「三国志」
...躍起と攻め始めたものでしょう」「東南門の巽の口を...
吉川英治 「三国志」
...巽小文治(たつみこぶんじ)ともうす者」「おお...
吉川英治 「神州天馬侠」
...巽小文治(たつみこぶんじ)どの」「おう」「おう」「ご両所たちは搦手(からめて)の先陣...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ゆくてにまたあらわれた巽小文治(たつみこぶんじ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...朱柄(あかえ)の槍(やり)をもった巽小文治(たつみこぶんじ)である...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あおい弧線(こせん)をえがいて巽(たつみ)から源次郎岳(げんじろうだけ)の肩(かた)へながれた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...巽小文治(たつみこぶんじ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
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