...一つを知る人は三つを知ることを一つを知ることの次にすることを已めよ...
李箱 「線に関する覚書5」
...口に出し掛けたまま已めた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...併し物理的空間はあくまで方法であることを已めることが出来ない...
戸坂潤 「科学方法論」
...之まで述べた漠然たる復古主義であることを已めて...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...併し息子を連れて来た母は歎願することを已めない...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...已めにしたのです...
夏目漱石 「こころ」
...夫(それ)よりか君の」と云ひかけて、ぴたりと已めた...
夏目漱石 「それから」
...途中で返事を已めて仕舞ふ事がある...
夏目漱石 「それから」
...あんまり他人行儀ですわ」代助は、あの時、夫婦の間に何があつたか聞いて見様と思つたけれども、まづ已めにした...
夏目漱石 「それから」
...代助はあれ丈は已めたら可(よ)からうと思つた...
夏目漱石 「それから」
...急に驚ろいて已めにした...
夏目漱石 「それから」
...小説は御読みになるでせう」と聞(き)いて芝居の話を已めさした...
夏目漱石 「それから」
...先刻(さつき)平岡の呼ばうと云ふ芸者を無理に已めさしたのも是が為(ため)であつた...
夏目漱石 「それから」
...役人を已めてから...
夏目漱石 「それから」
...それを突き留める必要がないと考えて已めた...
夏目漱石 「それから」
...面倒だと思って已めにした...
夏目漱石 「それから」
...この縁談もまあ已めにしたい希望です...
夏目漱石 「それから」
...じき已めてしまったわ」「この間百合の花を持って来て下さった時も...
夏目漱石 「それから」
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