...幻燈はその白壁の上へちょうど差渡(さしわた)し三尺ばかりの光りの円を描(えが)いている...
芥川龍之介 「少年」
...竹で差渡し三尺長さ二間位の大籠を作って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...電気の光が車内に差渡って...
田山花袋 「蒲団」
...其段朝鮮國禮曹參判江家老使者前々年より再度差渡候處...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...彼の体で出来た穴の口に差渡しになるようにしていたのである...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...その真上には差渡し二尺以上もあろうかと思われる丸型の大時計が懸かっているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...繩のまま駕付(かごつ)きで差渡しになる...
吉川英治 「江戸三国志」
...差渡しが四十センチある...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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