...何時身を処しても差支えない...
芥川龍之介 「上海游記」
...そこで早速伺いましたが……入ってもお差支えありませんか」と...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...これはダーウィン説と称して差支えはない...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...今の場合自分の一存で運んでしまっても差支えないように思えた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...仮りに一と幕だけとしても五時か六時にはなるだろうな」「それからじゃあんまり遅いでしょうか?」「そんなことは差支えないが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...それが古代の祭場だったからだと考えて差支えありますまい...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...与えられた以上そんなことはもう忘れて了っても差支えない)...
戸坂潤 「科学論」
...一向に差支えはない...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...それで一向差支えないのですけれど...
豊島与志雄 「霊感」
...これらが遠くから見て悪口を言う分には差支えないけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前が代って店の支配をすると思って差支えはあるまいな」「ヘエー」「ここでは調べもなるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎の手柄であったと云っても差支えはない...
野村胡堂 「捕物小説のむずかしさ」
...そして教会と地方との平均としては五と考えて十分差支えなかろうと思う...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かかる遠い将来の出来事は神に委ねて差支えなかろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...――人間の罪悪と道徳的弱点とは全体として見れば打ち克ち得ないものであると云って差支えないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...実際挨拶に云っても差支えない位すさまじい早さである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...立てても差支えないとは思ったが……...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...ちょうどその日に何か差支えでもあれば...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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