...聴戯(ちょうぎ)には差支えが起らないように...
芥川龍之介 「上海游記」
...質問したいことがあるが差支えないかとG中尉に申込んだ...
石川欣一 「比島投降記」
...差支えはないかね...
海野十三 「地獄の使者」
...もう断言しても差支えあるまいと思うのであります...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...この器を用うれば五時間くらい毒瓦斯の中で働いても差支えがないという事である...
寺田寅彦 「話の種」
...お前の寝るところへ泊めてもらいたい」「そりゃ差支えはございませんがね...
中里介山 「大菩薩峠」
...差支えはございません」「差支えないか」主膳は...
中里介山 「大菩薩峠」
...西洋人の妾になることも差支えない...
中里介山 「大菩薩峠」
...その全生涯は殆んど越後の雪の中で送られたものと見て差支えない...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...こう言うても差支えないと思う...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...差支えなかったら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...直に糊口(ここう)にも差支えるようになり...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...「しかしお差支えがなかったら...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...ということなんだぜ! こんなことは信じなくても一向差支えのないことだね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...」「こっちで為事(しごと)をするのに差支えないようにと思って...
森鴎外 「かのように」
...いま内祝いの盃をしても差支えはないだろう」「三月に祝言をするのですから...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...頭山翁が超特級の非凡人でなければ差支える連中が多いようである...
夢野久作 「近世快人伝」
...信ぜられぬという人は信じなくとも差支えない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索