...差支(さしつかへ)ない程であつた...
芥川龍之介 「芋粥」
...綺麗だと云って差支ない...
芥川龍之介 「上海游記」
...すると文芸に興味のある人はまづ文芸的素質もあるものと己惚(うぬぼ)れてかかつても差支へありません...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...それは少しも差支ない...
江戸川乱歩 「心理試験」
...だから予は外に差支えのない限り...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...学者として立つのに少しの差支もないが...
薄田泣菫 「茶話」
...『ほととぎす』が同人間の雑誌ならばいかに期日が後れても差支なけれど...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...いいでしょ? それならちっとも差支えないでしょ?」「それも何だか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...笑っても差支(さしつかえ)ないものと心得て...
夏目漱石 「坑夫」
...厭(いや)になれば帰っても差支(さしつかえ)ない...
夏目漱石 「坑夫」
...相当の理由があって等差を附するならば差支(さしつかえ)ない...
夏目漱石 「作物の批評」
...関係深い人に譲りて差支えないことが数多(あまた)ある...
新渡戸稲造 「自警録」
...私たちは差支へないと答へた...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...差支(さしつかえ)なかったらお話し下さい」「エ...
野村胡堂 「天才兄妹」
...「成程御紋付だから差支(さしつかえ)ない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...僕の論文の目的があると言つて差支へありません...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...反対論はその力を少しも殺がれずに妥当すると云って差支えなかろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...必ずしもモリエエルと限らず何(ど)の芸術家を仮(か)り来(きた)つて主人公としても差支(さしつかへ)の無い様な憾みはあるが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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