...なぜその者は彼のところへは行けないのだろうか? それには何かの差しつかえがあるとしたところで...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...差しつかえなければ来てくれとの事に親たちも異存なく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そして、それはそれで、差しつかえない...
寺田寅彦 「鑢屑」
...善良なる神の信仰は民衆の哲学であることが差しつかえないと言われる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「差しつかえはないだろう...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...差しつかえのないことと思っている...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...国際間で一度そういう風に決めておけば差しつかえないのである...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...実は甚だ謙遜(けんそん)した言葉であると言っても差しつかえはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...シューマンの心境に一転機を画したと言っても差しつかえはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その天職に同情し得なかったことに由来すると言って差しつかえはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...子供の味方になってやること自分のほうに何の差しつかえもなく...
羽仁もと子 「女中訓」
...……お差しつかえなかったらここへ坐ってよ」へどもどしながらそばへ並んで坐ると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...差しつかえなき理なれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...みんな殺してしまっても差しつかえないんだと言ってた事があります...
三好十郎 「冒した者」
...少しも差しつかえはないはずである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...沖縄の花とおもっても一向に差しつかえはないこととおもうのだ...
山之口貘 「梯梧の花」
...男だ」表の暖簾口(のれんぐち)から大手を振って出ても決して差しつかえないものを...
吉川英治 「宮本武蔵」
...相手となっても差しつかえないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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