...其のコデと為すべき者及び巫婦の身に附着して言語をなし...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...これを手に執り持つことに依つてその巫女は神格を得...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...祭主たるシャーマンの妹と称せられる巫女が...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...春は吉野のあさぼらけこむる霞のくれなゐも遠目は紛ふ花の峯夏はラインの夕まぐれ流は遠く水清く映るも岸の深みどり汨羅の淵のさゞれなみ巫山の雲は消えぬれど猶搖落の秋の聲潮も氷る北洋の巖を照らすくれなゐは光しづまぬ夜半の日か...
土井晩翠 「天地有情」
...巫女がその祈祷に身を打ち込んでいる瞬間は...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...それ故筮の起原は或は遠き殷代の巫に在りとし...
内藤湖南 「易疑」
...幾(いく)らだんべ一口(ひとくち)は」「五錢(せん)づゝでさ」巫女(くちよせ)の婆(ばあ)さんは落付(おちつ)いていつた...
長塚節 「土」
...絶えず巫山戯ながら男達の口真似をしてゐる...
原民喜 「白い呼吸」
...あんな猥褻(わいせつ)な席に連(つらな)ッている……しかも一所に成ッて巫山戯(ふざけ)ている……平生の持論は何処へ遣ッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...インドに送られて神秘教祭殿に巫女(みこ)となり...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...地竜海竜と戦い敗死し天に昇りて火と現ずるが虹なりと信ず(スキートおよびブラグデン『巫来半島異教民族篇(ペーガン・レーセス・オヴ・ゼ・マレー・ペニンシュラ)』二)...
南方熊楠 「十二支考」
...ラッツェルの『人類史』にアフリカのズールー人新たに巫(ふ)となる者...
南方熊楠 「十二支考」
...『玉葉』 忘るなよ雲は都を隔つともなれて久しき三熊野の月巫祝(みこ)に託して...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...巫女(みこ)などが問わず語りをするようなものであると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...瞽(ごぜ)の巫女は十七日に家々を廻って...
柳田国男 「雪国の春」
...巫戯化(ふざけ)るな...
夢野久作 「暗黒公使」
...例のごとく巫女(みこ)を集め...
吉川英治 「三国志」
...女笛師や巫女(みこ)を殺したのは...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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