...輕い戲れるやうな好意を感じながら二人の巫山戲るのを見てゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...婦女は巫子(みこ)となつて占卜をしてゐた...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...ちょっとした巫山戯(ふざけ)た思いつきが...
太宰治 「火の鳥」
...巫易は巫昜の誤で即ち楚辭招魂に見える巫陽であると考へたのである...
内藤湖南 「易疑」
...巫女(くちよせ)はかなりの婆(ばあ)さんであつたので...
長塚節 「土」
...群集(ぐんしふ)は一時(じ)に威勢(ゐせい)がついて巫女(くちよせ)の膝(ひざ)近(ちか)くまでぎつしりと座敷(ざしき)を塞(ふさ)いだ...
長塚節 「土」
...えゝんだよ」側(そば)から巫女(くちよせ)の婆(ばあ)さんのいふのも待(ま)たずに口(くち)を出(だ)した...
長塚節 「土」
...手紙の書きつ振りは巫山戯(ふざけ)てゐるくせに愚痴(ぐち)つぽいところがある...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...巫座戯屋(ふざけや)の足の勇や...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...巫女から稻荷の護符を貰つたことや...
正宗白鳥 「素材」
...もし創(きず)つきたる牛あらばこれを妖巫に傷つけられたりと做(な)し...
南方熊楠 「十二支考」
...巫后と妖蠱(ようこ)呪詛(じゅそ)し女にして男淫するを以て皆辜(つみ)に伏す...
南方熊楠 「十二支考」
...巫女(みこ)共の中で一番好(すき)な女だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...転じて巫山巫峡(ふざんふきょう)を越え...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...仏の口という例の巫女からもこれは良縁と折紙がついて...
横光利一 「夜の靴」
...もうお午(ひる)でございます」社の内から走りだしてきた巫女(みこ)の少女が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ちいさい巫女はそれを追って...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それを合図に、天楽(てんがく)を奏し、天女の舞楽を見せ、つづいて、森の巫女が、神降りを演る段になるのだから」「では……」と、小部屋の帳(とばり)を払って、玄明が、先に、橋廊下から、おごそかに、「しいッ……...
吉川英治 「平の将門」
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