...踊り自慢の惡戲小僧が白張の提灯を被つて巫山戲てゐるとしか思はれなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...縺(もつれ)れるように巫山戯(ふざけ)ながら...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...七「巫山戯(ふざけ)た真似をしやあがる...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...歌舞伎のはじめだと云はれる出雲お国が大社の巫女だつたといふ所伝と共に...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...呪術や祭祀を行い神人の媒介をする巫祝(ふしゅく)が神と思われることがあるのと同じ意味で...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...巫女などをはたらかせないだけに...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...巫女(みこ)の蝠女(ふくぢよ)の姿も其處には見えなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どっこいとポチが追蒐(おッか)けて巫山戯(ふざけ)かかる...
二葉亭四迷 「平凡」
...巫女により堕胎が行われ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...妖巫や邪視する人が...
南方熊楠 「十二支考」
...中には世襲の妖巫輩出する部落も家族もある...
南方熊楠 「十二支考」
...氏の『巫来(マレー)群島篇』に図せるごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...の巫が好女を撰んで河伯の妻として水に沈め洪水の豫防としたは事頗ぶる人柱に近い...
南方熊楠 「人柱の話」
...」そばに彼らと連れ立った二人の神巫(かんなぎ)は...
室生犀星 「花桐」
...今や巫祝(かんなぎ)の言葉を伝えようとした時...
横光利一 「日輪」
...厳島(いつくしま)の“厳島の内侍(ないし)”といったような熊野巫女(みこ)もたくさんにいたのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そして、風のように、天女たちは姿をかくし去ったが、たったひとり、あとに、森の巫女だけが、立ち残っていた...
吉川英治 「平の将門」
...「指切りの郁次郎だ」「江の島の巫女(みこ)殺しだ」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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