...いや幼い巫女の後ろ姿はどんなにか私にめずらしく覚えたろう...
芥川龍之介 「日光小品」
...可(いい)加減に巫山戯(ふざけ)ておけ...
泉鏡花 「活人形」
...巫道盛んに流行し...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...唄合戦の揚句に激昂した恋敵(こいがたき)の相手に刺された青年パーロの瀕死の臥床で「生命の息を吹込む」巫女(みこ)の挙動も実に珍しい見物である...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...悪巫山戯(わるふざけ)で女を怒(おこ)らせたりした...
徳田秋声 「あらくれ」
...只今の巫女(いちこ)の出鱈目(でたらめ)がこの上もなく気になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし巫臣は決して安(やす)んじなかった...
中島敦 「妖氛録」
...人形坊(にんぎやうばう)だつて本當(ほんたう)かね」前(まへ)の方(はう)に居(ゐ)た若(わか)い衆(しゆ)が巫女(くちよせ)の荷物(にもつ)へ手(て)を掛(かけ)ていつた...
長塚節 「土」
...それにあの巫女のミショノーめ! あたしからポワレまで奪い取ったんだ! あの男と引っ付くために彼女は一体何をしたんだろうね...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...今夜だけは大眼に看て置くなんぞッて云うもんだから好気(いいき)になって尚お巫山戯て……オホホホ」ト思出し笑をして...
二葉亭四迷 「浮雲」
...国ではまだ巫女(みこ)だとか...
水野葉舟 「北国の人」
...それより転じて真の蛇断れた時艾(よもぎ)のような草で自ら続(つ)ぎ合すという(オエン『老兎および巫蠱篇(オールド・ラビット・ゼ・ヴーズー)』)...
南方熊楠 「十二支考」
...サルとは何の意か知らぬが巫女の長(おさ)を女の君と呼んだなどより考うると...
南方熊楠 「十二支考」
...」そばに彼らと連れ立った二人の神巫(かんなぎ)は...
室生犀星 「花桐」
...兼卜筮者(うらないしゃ)であった巫女婆(みこばばあ)です...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...巫山戲たりはしなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...巫女の霊験と思っている」「ううム...
吉川英治 「三国志」
...巫峡(ふきょう)...
吉川英治 「三国志」
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