...艶(えん)は巫山(ふざん)の雨意よりも濃に...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...やれここの巫女(かんなぎ)にも竜が現れて託宣(たくせん)をしたのと...
芥川龍之介 「竜」
...経文(おきやう)の真似をしながら巫山戯(ふざけ)て踊り過ぎるところで...
石川啄木 「鳥影」
...民族的宗教が衰えるにつれて巫道も衰えたのでありましょう...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...巫女である...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...巫術(ふじゅつ)師らの行なった仕事の一部は今日では彼らの後裔(こうえい)の科学者の手によって行なわれておるべきはずである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...只今の巫女(いちこ)の出鱈目(でたらめ)がこの上もなく気になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本の梓巫女(あずさみこ)の口寄せなども...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「お巫山戯(ふざけ)でない」ト云う声が忽然(こつぜん)背後(うしろ)に聞えたのでお勢が喫驚(びっくり)して振返ッて視ると...
二葉亭四迷 「浮雲」
...バッカスの巫女と尼と...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...傷から出た血が乾いて今まで鷹羽に条(すじ)や斑となって残ったとある(オエン『老兎巫蠱篇(オールド・ラビット・ゼ・ヴーズー)』一三六頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...ラッツェルの『人類史』にアフリカのズールー人新たに巫(ふ)となる者...
南方熊楠 「十二支考」
...『玉葉』 忘るなよ雲は都を隔つともなれて久しき三熊野の月巫祝(みこ)に託して...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...花桐はきょう陰陽師と神巫の祈祷によって...
室生犀星 「花桐」
...少なくとも彼女の家は巫女の家であった...
柳田国男 「雪国の春」
...T「自分で落しときァがって巫山戯るねえ!」と叱り飛ばす...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...厳島(いつくしま)の“厳島の内侍(ないし)”といったような熊野巫女(みこ)もたくさんにいたのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...子等之館の巫女たちへ笛を指南したといっても...
吉川英治 「宮本武蔵」
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