...巫女はうわずった声でいった...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...首里・那覇ではトキユタ(巫覡(ふげき))という熟語を聞くのみでトキという言葉はほとんど死語となってしまいました...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...それから国中の男女を平等所(ひらじょ)(警察と裁判と監獄とを兼ねた所)に集めてトキ(覡)ユタ(巫)が呪(まじな)いをして灰を焼き...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...ついに酌婦を招いて悪巫山戯(わるふざけ)をする...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...ちょっとした巫山戯(ふざけ)た思いつきが...
太宰治 「火の鳥」
...巫山戯(ふざけ)た奴ですよ...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...悪巫山戯(わるふざけ)を監視するような好ましからぬ外国人の態度を多く持っていた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...それ故筮の起原は或は遠き殷代の巫に在りとし...
内藤湖南 「易疑」
...その巫女はこの世にある限りの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...今夜だけは大眼に看て置くなんぞッて云うもんだから好気(いいき)になって尚お巫山戯て……オホホホ」ト思出し笑をして...
二葉亭四迷 「浮雲」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...河内路や東風(こち)吹き送る巫女(みこ)が袖雉(きじ)鳴くや草の武蔵の八平氏三河なる八橋(やつはし)も近き田植かな楊州の津も見えそめて雲の峰夏山や通ひなれたる若狭(わかさ)人狐火やいづこ河内の麦畠しのゝめや露を近江の麻畠初汐(はつしお)や朝日の中に伊豆相模(さがみ)大文字や近江の空もたゞならね稲妻の一網打つや伊勢の海紀路(きのじ)にも下(お)りず夜を行く雁一つ虫鳴くや河内通ひの小提灯糞...
正岡子規 「俳人蕪村」
...巫女蛇を連れ来り...
南方熊楠 「十二支考」
...サルとは何の意か知らぬが巫女の長(おさ)を女の君と呼んだなどより考うると...
南方熊楠 「十二支考」
...ミソル島で鶏の名カケプ(ワリスの『巫来(マレー)群島記』附録)...
南方熊楠 「十二支考」
...巫女の託宣の歌は終つてゐます...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...巫女(みこ)共の中で一番好(すき)な女だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...おれが起きているのを承知で巫山戯(ふざけ)て見せた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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