...彼は巨躯だが、性格は温和だ...
...彼の巨躯がバスケットボールの試合で活躍する...
...彼女の隣に座ったら、彼女の巨躯に押し潰された...
...あの巨躯の人は、車椅子に乗ることができない...
...神話には、巨大な巨躯が登場する...
...女人をして惚々(ほれぼれ)させないではいない有名なる巨躯紅肉(きょくこうにく)が棒鱈(ぼうだら)のように乾枯(ひか)らびて行くように感ぜられるに至ったので...
海野十三 「奇賊悲願」
...怪賊の巨躯(きょく)が...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...二十貫の主任の巨躯が...
大阪圭吉 「三狂人」
...」と言って巨躯(きょく)をゆさぶって立ち上り...
太宰治 「酒の追憶」
...突きかかって来る才兵衛の巨躯(きょく)を右に泳がせ左に泳がせ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...しかく陳じて鐵床(かなとこ)を立ちて*煤けし巨躯起し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...もどかしげに巨躯の依頼人を見た...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...これじゃア警保局の面目は丸潰れだ」総監は巨躯を屈(か)がめ...
久生十蘭 「魔都」
...六尺豊かで、肥満した巨躯、髭の中に顔があるといった方がよいほど、顔全体を包んでいる長い髭、ロイド縁の眼鏡、その下にある細い眼、磊落(らいらく)に笑うときには、人のよさそうな童顔になるが、その顔全体には、いいようもない頑固一徹さ、太々しさのようなものが漲っていた...
火野葦平 「花と龍」
...この相違を見て下さい! この澄んだ眼とあの向うの赤い眼球とを較(くら)べて下さい――この顏をあの假面と――この姿をあの巨躯と...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...見あげるようなその巨躯(きょく)に圧倒され...
本庄陸男 「石狩川」
...六尺有六寸の巨躯横綱力士となりし日...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...青柳喜平氏が二十四貫(かん)の巨躯を押し出し...
夢野久作 「近世快人伝」
...のみならずその司令官の六尺豊かの巨躯と...
夢野久作 「戦場」
...鴨居(かもい)に顔のつく程な巨躯を起した覚明は...
吉川英治 「剣難女難」
...しかし鏃(やじり)はふかく頭蓋の中に止まって、矢柄だけしか抜けてこなかったくらいなので、とたんに、彼の巨躯は、鞍の上から真っ逆さまに落ちていた...
吉川英治 「三国志」
...義辰は派手な鎧直垂(よろいひたたれ)に巨躯を飾って...
吉川英治 「私本太平記」
...巨躯を横たへた倒木を越ゆるごとにわたくしたちは幹の冷たい苔に手や頬を触れて見た...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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