...頗(すこぶ)る巧妙に書いてある...
芥川龍之介 「近頃の幽霊」
...古典的作家は巧妙にもこの岐路を一度に歩いて行つた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...しかも巧妙にして陰険なる干渉である...
大隈重信 「選挙人に与う」
...この鳶色の肌をした土人のそれよりももっと巧妙に...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...俳諧連句(はいかいれんく)においては実に巧妙にこれら音響のモンタージュ手法が採用されている...
寺田寅彦 「映画芸術」
...それが巧妙になればなるほど...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...太子ぐらゐ巧妙に取り扱つたことも尠ないので...
内藤湖南 「聖徳太子」
...極めて巧妙にやりさえすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...財力の使用を巧妙にしなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...手品か詐欺(さぎ)のような要素が巧妙にはいっている場合には...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...その考案は――詳しくは遠慮するが――頗る巧妙にされたもので...
長谷川伸 「奇術考案業」
...ずいぶん巧妙に出来ているではありませんか...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...巧妙に天使の眞似をして見せてゐる...
堀辰雄 「羽ばたき」
...男爵がわたくしの宝石を巧妙にすり替えたとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...これが活用を巧妙にしたのも一般であろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...往還に沿うて続いて居る堤の青草の上に投げ座りをして体の重味で伏した草が白い着物の輪廓をまるで縁飾りの様に美くしく巧妙に囲んで居るのを見たり...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...どうも巧妙に逃げるところを見ると...
横光利一 「旅愁」
...それは巧妙に変装した老先生股肱(ここう)の同心...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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