...曾て『心理學』を譯するに當つて其中引用せられたる詩句を或は漢詩に或は新體詩に巧妙に譯出したのである...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...線だけで最も巧妙に出来た日本画は...
上村松園 「日本画と線」
...現実にそして巧妙に人間化している妖怪どもに会った経験があるのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...天然のものは何を見ても実に巧妙にできている...
寺田寅彦 「鎖骨」
...われながら意外だったほど巧妙に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...後にはこれ程巧妙には出來たことが無い...
内藤湖南 「聖徳太子」
...財力の使用を巧妙にしなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...この方法を巧妙に用いる者が近来だいぶふえてきたようだ...
夏目漱石 「三四郎」
...その考案は――詳しくは遠慮するが――頗る巧妙にされたもので...
長谷川伸 「奇術考案業」
...巧妙に言うのですもの...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...いかに巧妙に網を伏せたところで...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...その句の巧妙にして斧鑿(ふさく)の痕(あと)を留めず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...四十年間も最も辛抱強く最も巧妙に説いても出来なかったことが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これが活用を巧妙にしたのも一般であろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...わたしはこの死という関門を、おっかなびっくりではなしに、いとも巧妙に、するりとくぐり抜けてやろうと努めている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この頃日本の機密探知手段が極度に巧妙になって来たのでヤリ切れなくなって使い始めたものに違いない...
夢野久作 「人間レコード」
...巧妙に高槻を開城させ...
吉川英治 「黒田如水」
...それが心憎いばかり巧妙に「手」を現わしている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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