...巧みな技術を編み出していた...
江戸川乱歩 「影男」
...美しく巧みなように私の眼に映った...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...モウパツサンの気の利いた短かい巧みなあらはし方などゝは丸で違つてゐる...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...余りに自己の文筆の巧みなのに自惚れてゐるやうに考へられて...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...以上或は美しき原料を撰び或は巧みなる細工を施したるを以て考ふれば...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
... 385自ら巧みなせるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...余は曾て侯は出処に巧みなる人なりと評したることあり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...巧みな術策によって競争者を出し抜き...
中島敦 「妖氛録」
...その論鉾の巧みなことと...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...ことにその巧みな表現にはすっかり魅惑されてしまう...
服部之総 「空罎」
...歴史から登場人物の名前と作品の主要な出来事を借りるという巧みな策略を使用している...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あるいは彼の奏する流れるように巧みなギターの奇怪な即興曲を夢み心地で聞いた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...巧みな甘言を用ひて附け込んだ貴様の親父は...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...巧みな長歌などですれば陛下のお目にきっととまるだろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...運命は実に巧みな埋めあわせをする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...巧みなしつっこさで続けていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...言葉の綾や巧みな云い廻しではもうごまかされない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...その巧みな逆転に...
横光利一 「欧洲紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??