...細長い旗を竿につける方法が如何にも巧みなので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その仕懸の巧みなるに舌を巻きて驚歎せり...
泉鏡花 「活人形」
...短期で軽率なエセックスが巧みな外交辞令とともに賠償せざるをえなくなったような...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...知己の恩は則ち意氣を通じて來る或はいふ侯は私恩を賣るに巧みなりと夫れ私恩は以て面從を得可く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は自分ではその悪口を巧みなおもしろいものと思っていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...巧みなペンダア君の話術に魅せられて僕は唸った...
西尾正 「墓場」
...けしからん巧みなもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...巧みなるは正味の二倍三倍にも計り出し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...日本会話は相当巧みなのだつた...
牧野信一 「或る日の運動」
...父親を知らぬ孫の巧みなオルガンの弾奏振りに感激するのであつた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...日本語の巧みなことや...
室生犀星 「幻影の都市」
...巧みな技なのに驚きます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...和尚(おしょう)の巧みな教育のおかげだろう...
山本周五郎 「雨あがる」
...そしてそれ以上に巧みな相手の誘いを...
山本周五郎 「新潮記」
...その巧みな逆転に...
横光利一 「欧洲紀行」
...その巧みな判事の言葉のために被告と同じ悲しみの言動に落されない者はあつたであらうか...
横光利一 「マルクスの審判」
...巧みな逃げ言葉を遊ばすなら...
吉川英治 「剣難女難」
...その巧みさを少しも感じさせないほど巧みな域に達していると思う...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
便利!手書き漢字入力検索