...隣の卓では若い岡倉天心(おかくらてんしん)が外国人と相対(さしむか)いに肉刺(フォーク)を動かしつつ巧みな英語を滑(なめ)らかに操(あや)つッていた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...妻にしいたげられつづけた夫が巧みな手段によって妻を殺す夢を...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...薄墨色の女は巧みな変装を解いた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...昆虫の中でも蜂や蟻の類は巧みな巣を造ってていねいに幼児を保護しかつ養う...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...私が殆ど知らない色々の儀禮に巧みな人々は...
小泉八雲 田部隆次訳 「秋月先生の古稀を祝して」
... 385自ら巧みなせるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それとなく巧みなる時機を図って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...正確な打ち返しとに巧みなんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...草案は漢文に巧みなる吉田編修官を煩すことに決したり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...誰が考えたのか巧みな工風(くふう)である...
永井荷風 「寺じまの記」
...例の涙と笑ひの内に巧みな心理描寫を以て好短篇をなすに違ひないやうな立派な文藝的内容も持つてゐた...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...巧みなペンダア君の話術に魅せられて僕は唸った...
西尾正 「墓場」
...けしからん巧みなもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...巧みな指使いで実に活き々々とした様子で弾き始めた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...守吉のよりも巧みなので私は...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...敵の巧みな網のうちになっていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...そして変現に巧みな男だろう...
吉川英治 「平の将門」
...これはほとんどの金属部品に巧みなアルミニウム合金を用いたため可能になったものである...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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