...揚りきるとそのまま家々の屋根などを巧みに避けて...
淡島寒月 「凧の話」
...院長に巧(うま)く云いくるめられたのは父親の罪ででもあるかのように口叱言(くちこごと)を云っているのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それもこの時局でさえなかったら巧(うま)く行きそうだったのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...悧巧だと云つても小さい獣に過ぎないものが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...巧妙(じゃうず)に餘所々々(よそ/\)しう作(つく)りすます人達(ひとたち)より...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ある度まではわれわれの目の網膜のスクリーンの上で行なわれている技巧の延長のようなものであり...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...屋根へ上って巧みに逃げてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...雨滴になる機巧の研究がある...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...「本田は一等上ッたと云うじゃないか」「そうだそうだ」「どうしても事務外の事務の巧(たくみ)なものは違ッたものだネ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...節廻しも巧(たくみ)だが...
二葉亭四迷 「平凡」
...「おっとまだあるんだ圓朝さん、大事な話が」明るく笑って、「うちの師匠、先代文楽だ、お前さんは知るめえが本芝にいて、大阪で文治さんの聟になってその四代目を襲いでよ、それから江戸へかえってきて楽翁になったり、大和大椽になったりした人だったが、巧かったね全く...
正岡容 「小説 圓朝」
...しゃがんだようなかっこうをして巧緻に踊った...
正岡容 「寄席」
...あんたの化け方は巧いわね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...人々は今も技巧に謀って美に迫ろうとする...
柳宗悦 「工藝の道」
...あの技巧がますます複雑になった後代の蒔絵を見てください...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...巧みに貝を剥いている姿が...
山本周五郎 「青べか物語」
...九分が九分まで先ず中国人の巧みな術中に陥ち入る危険があると見なければならぬ...
横光利一 「旅愁」
...技巧化しつつある時流の水墨画にたいして...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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