...ぎっしりと床を埋めた所は巧妙だった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...自由と専制を巧みに総合...
石原莞爾 「最終戦争論」
...その巧みなる者に至りては...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...」独逸人は知つてゐる限りの英語を将棋の駒のやうに巧(うま)く利用した...
薄田泣菫 「茶話」
...更にアカイア軍中の無双の弓手チュウクロス――彼また歩戰に巧なり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それで此等の各篇は兎も角書籍編纂の技巧が儒家の間に出來てからのものなることが想像せられる...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...幼にして天才の名があって、絵を巧みにし、十二歳の時に既に寛永三補図を写した...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...これは何の技巧も上手もない女...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...老巧練達な五十年輩の武家を蟲のやうに殺した手際は容易ではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...老巧(らうかう)の目明し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此世の中に自分ほど悧巧なものは無いと思つて居る女の見本だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の作品の上の技巧はかえって稚拙なもので...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...字の巧拙(こうせつ)を問わずして御家流をば俗様(ぞくよう)として賤(いや)しみ...
福沢諭吉 「旧藩情」
...巧い/\、一体そのシグサは何処の劇場で何んな役者を観て覚えて来たのさ...
牧野信一 「山彦の街」
...決して彼が巧なブック・メイカアであるからではありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ですから鶏肉を使う商売の巧者な人は切抜(きりぬき)いくらという相場で買います...
村井弦斎 「食道楽」
...その巧みさを少しも感じさせないほど巧みな域に達していると思う...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
...しかし自然の美しさを傷つけない巧妙な刻みかた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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