...西洋機巧の文明に賛嘆の声を惜まざりしならん...
芥川龍之介 「骨董羹」
...不必要または技巧的であるばかりでなく贅沢で無益な仕事をしはじめると...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...其枝葉の巧拙ばかり言つてゐるやうなのは幼稚な批評である...
田山録弥 「解脱非解脱」
...そういう時には最も老巧な猟人といえども一言もない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
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永井荷風 「江戸芸術論」
...芯(しん)が利巧だつたり」「自分を引合ひに出すから世話ない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...コント作家としての技巧においては彼はポーとは比較にならぬほど優れている...
平林初之輔 「ルヴエルの『夜鳥』」
...漫(みだり)に嫉妬なる文字を濫用して巧に之を説き...
福沢諭吉 「女大学評論」
...その教法の巧みなると...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ずるい策略とか巧妙な陰謀など...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...なすところ多ければ巧拙両(ふた)つながらいよいよ多きを見る...
正岡子規 「俳人蕪村」
...これで盆の上の仕事でも巧者になれば初手(しょて)はあらかた投げてかかる...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...むしろ技巧に堕(だ)したものに外なりません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...大体に配色が巧(たくみ)であるから見た眼の感じが快い...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...舟橋の架(か)け板のうえを巧みな蹄(ひづめ)の音に躍らせて...
吉川英治 「篝火の女」
...佐久間の老巧ですら...
吉川英治 「新書太閤記」
...河豚の巧味(うまみ)がありましてね」「でも生涯の伴侶(はんりょ)にするものではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...だから大学で岡倉覚三先生の「泰東巧芸史」の講義を聞いた頃には...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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