...「左様なら」: If that's the case, then......
...「左様に言ってくれれば」: If you tell me how to do it......
...「左様に急がなくてもいいですよ」: There's no need to rush....
...「左様です」: That's fine/That's good....
...「左様なことを口にしないでください」: Don't say such things....
...デハ左様ナラ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...「左様で御座いますか...
田山録弥 「犬」
...ヨオロツパ諸国の間にあつても左様であるから...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...左様な人物あるがために士風を汚し...
中里介山 「大菩薩峠」
...左様ならばそのように駕籠を申しつけておきましょう」「よろしく頼みまする」「それではそのおつもりで……どうぞ御悠(ごゆる)りと」お角はお辞儀をして出て行こうとすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...左様ならば御免を蒙(こうむ)ると致しまして」そこへ腰をかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし、これは仕方がありません、点取り宗匠連が金を使って、なるべく自分の名を大きくしておかないと商売になりませんからね、一つは商売上の自衛から出ているのですが、面白いのは、一茶の子孫連中が、その祖先の有難味にいっこう無頓着で、一茶が最後の息を引取った土蔵――それは今でも当時のままに残っておりますが、左様、土蔵といったところで、一間半に二間ぐらいのあら壁作(かべづく)りのおんどるみたようなもので、本宅が火事に逢ったものだから、一茶はこの土蔵の中に隠居をして、その一生涯を終りました、その土蔵の中へ、ジャガタラ芋(いも)を転がして置きました、たまに、わたしどもみたような人間が訪れて礼拝するものですから、その子孫連中があきれて、何のためにこんな土蔵を有難がるのか、わからない顔をしている有様が嬉しうございました……西洋の国では、大詩人が生れると、その遺蹟は国宝として大切に保護しているそうですが、日本では、一茶のあの土蔵も、やがて打壊されて、桑でも植えつけられるが落ちでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の神様ですか」「左様……」悠々閑々たる仕丁(しちょう)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰(だれ)にでも左様(さう)云つて呉(く)れ給へ」「はあ」門野(かどの)は無雑作に出(で)て行つた...
夏目漱石 「それから」
...「左様なら」大茶目の燿子は...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...解っていたわけだね」「左様(さよう)でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左様なら! これまでのことは悪く思はないで呉れ! コンドゥラート神父にさう言つて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「左様(さよう)さ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「左様でございます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...左様ならの挨拶をして別れた...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...左様な惰弱な徒の言に過(あやま)られ給わぬように...
吉川英治 「三国志」
...雪女の所へ笛を習いに来ていた弟子の一名なのだな」「左様でございます...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...すると犬屋か」「左様――」喜村は...
蘭郁二郎 「睡魔」
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