...この方(かた)は京童(きょうわらんべ)が鴉(からす)の左大弁などと申し上げたほど...
芥川龍之介 「邪宗門」
...すると鴉の左大弁様は...
芥川龍之介 「邪宗門」
...それを左大弁様の許へ御とどけになりました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...いかに左大弁様を思いわびてもとんとつれなく御もてなしになるから...
芥川龍之介 「邪宗門」
...鴉の左大弁様は悲しいとも...
芥川龍之介 「邪宗門」
...鴉(からす)の左大弁様の心なしを御承知になっていたのでございます...
芥川龍之介 「邪宗門」
...あの鴉の左大弁様同様...
芥川龍之介 「邪宗門」
...衛門督(えもんのかみ)は引きこもっていた昨日の退屈さに懲りて今日は弟の左大弁...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すぐ下の弟である左大弁に兄はくわしく宮の御事は遺言しておいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...供養する経巻や仏像も二男の左大弁が主になって作らせていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いつものように大納言の弟の左大弁とか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...左大弁も、恨めしや霞の衣たれ着よと春よりさきに花の散りけんと書いた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮中の御遊がないことになったのを残念がって、左大弁、式部大輔(しきぶのたゆう)その他の人々が院へ伺候したのであって、左大将などは六条院に侍しているとお聞きになった院からの御消息には、雲の上をかけはなれたる住家(すみか)にも物忘れせぬ秋の夜の月「おなじくは」(あたら夜の月と花とを同じくは心知られん人に見せばや)とあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...左大弁資明(さだいべんすけあき)や鷲尾中納言まで加えて...
吉川英治 「私本太平記」
...隆光左中将定平(さだひら)中御門(なかみかど)ノ宰相(さいしょう)宣明(のぶあき)園の中将基隆(もとたか)甘露寺左大弁(さだいべん)藤長一条ノ頭(とう)の中将行房坊門の清忠等々の殿上(てんじょう)から...
吉川英治 「私本太平記」
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