...如何に上下左右するも中の火は常に安定の状態にあるように...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...それが社長の左右するところとなつてしまふ樣ではつまらんから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自分にはこの舟の針路を左右することは毫も出来ないのだから...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...民衆の常識と道徳とを左右する力を持つに至ったのだ...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...祈祷を聽き因果律を左右するといふ樣な擬人神の觀念を打破したのは非常の効績と言はねばなりません...
朝永三十郎 「學究漫録」
...今後の日本の国是を左右するともいえよう...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...けれどもただ念力だけでは作物(さくぶつ)のできばえを左右する訳にはどうしたって行きっこない...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...作戦参謀を左右するのはこの自分で...
久生十蘭 「だいこん」
...政治上に断行して一時に人心を左右するは劇薬を用いて救急の療法を施すものに等しく...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...自分で此れほど望んでゐる蘭丸を浜田は左右する権利を持つてゐるのかと思ふと...
牧野信一 「蘭丸の絵」
...労働の労賃を左右する原理をほとんど知らないものに違いない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...上下し左右する人間の行為――これを極度に発達した人間の美しさと感じることの出来るまでは...
横光利一 「欧洲紀行」
...天下を左右するものであろうぞ」「彼の強味は...
吉川英治 「三国志」
...かつその相対価格を左右する所の法則について...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...第四節 貨物の生産に投ぜられた労働の分量がその相対価値を左右するという原理は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...終局的に価格を左右する所のものは生産費であることを...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それは製造業技術と労働との貨幣価格を左右する...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...その量及び価値を左右する一般的諸法則のあるものを瞥見(べっけん)するに止めるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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