...左に右く外国雑誌を読むといふ人は猶(ま)だ感心だよ...
内田魯庵 「犬物語」
...左に右く文明紳士として耻しからぬお方だ...
内田魯庵 「犬物語」
...学術上から云ったら余り貴くないかも知れぬが左に右く恁ういう日本には珍らしい書目が十数種あった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...左に右く体裁は作つてあるが...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...左に右く日本の公衆はまだ/\読書の量が乏しい...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...左に右くもつと読書しなければイカン...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...左に右にとゆれながら...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...帆村のからだを左に右に...
海野十三 「爆薬の花籠」
...われわれの上に左に右にある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...湖の中にも小舟が左に右にあたふたと動いていた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...併し左に右に、また正面に、いつも行手にあたつて、富士がその堂々たる姿を見せて居た事は、私共に取つてさへ快い事であつたから、此外來の方には興のない事でもなかつたらう...
戸川秋骨 「道學先生の旅」
...「――大袖おろしておさーらい」栄二はゆっくりと頭を左に右に振った...
山本周五郎 「さぶ」
...孝之助は左に右に避け...
山本周五郎 「竹柏記」
...夢中で左に右に走りまわった...
山本周五郎 「風流太平記」
...半之助は蝋燭を左に右に動かした...
山本周五郎 「山彦乙女」
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