...その川瀬の音に交つて...
石川啄木 「鳥影」
...川瀬の音も遠くなつた...
石川啄木 「鳥影」
...春の川瀬をかちわたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...夜もすがら月をみむろも明け行けば宇治の川瀬にたつはしら波と申す...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...するとまた雨の音と川瀬のせせらぎとが新たな感覚をもって枕に迫って来る...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...こと問わん淀の川瀬の水ぐるま幾まわりして浮世へぬらんと懐抱(かいほう)を洩らし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...私が満洲にいるとばかり思っていた川瀬成吉は...
原民喜 「翳」
...島の奥まったところへ入りこむと、絵に描いたような美事な平地があって、なかほどのところを小さな川が流れ、浅い川瀬の中で、青や、赤や、紫や、色とりどりの蟹が走りまわっている...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...昨夜の川瀬條吉が来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...楚々たる明快な川瀬に達したかのやうな安らかさを覚えさせるのであつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...わたしはP街の柳ホテルに泊まっている川瀬(かわせ)という者だから...
松本泰 「謎の街」
...中川瀬兵衛にしろ...
吉川英治 「新書太閤記」
...大坂の丹羽長秀なども、(まずは、彼の来るを待って)という態度で書簡を通じていたし、中川瀬兵衛、高山右近、池田信輝、蜂屋(はちや)頼隆等、みな同様に心を寄せていた面々である...
吉川英治 「新書太閤記」
...中川瀬兵衛にしても高山右近たりとも甚だ心外らしかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...桑山重晴は中川瀬兵衛と同数の兵を持って...
吉川英治 「新書太閤記」
...中川瀬兵衛清秀ノ取出(トリデ)(防塁ノコト)昨今ノ急築ナレバ...
吉川英治 「新書太閤記」
...中川瀬兵衛清秀は...
吉川英治 「新書太閤記」
...中川瀬兵衛が討死した時刻...
吉川英治 「新書太閤記」
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