...荒川堤へとて、川蒸氣に乘りて、隅田川を溯る...
大町桂月 「月の隅田川」
...小金井と荒川堤とが...
大町桂月 「東京の近郊」
...江戸川堤から八幡中山を經て遠く船橋邊までつゞく國道である...
永井荷風 「或夜」
...下江戸川堤を歩す...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...荒川堤(あらかわづつみ)で狐の嫁入がチョイチョイおこなわれるんですよ」「おこなわれるは変だね」「最初はちょうどこの月の始め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(廊下へ出る)お登世 (泣き崩れる)第三場 荒川堤(引返)前の場の夜が明けかかる頃...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...(おはま母子のあとを追う)幕『瞼の母』大詰 荒川堤異本(二)異本(一)の幕切れに...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...窓べの高い江戸川堤の上を買い出しの自転車が競走のように銀輪を光らせて走っていたものだ...
林芙美子 「晩菊」
...川堤の方へ移転したのだった...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...源内先生は淀川堤に沿った京街道を枚方(ひらかた)の方へセッセと歩いて行く...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...東京ではかの荒川堤に二...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...荒川堤に言わすればこんな桜なんてケチな奴は入りゃあしないや...
牧野富太郎 「植物記」
...隅田川堤の桜咲き匂ふ花の下道行きかへり見む到底厭味を脱却する能(あた)はずと相見え申候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...それは根戸川堤のほうからであり...
山本周五郎 「青べか物語」
...薄い影が川堤の上へ長く伸びて...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...加茂川堤(どて)に近かった...
吉川英治 「私本太平記」
...最後に四郎とわかれた加茂川堤の時の宿怨を胸に新たにした...
吉川英治 「親鸞」
...淀川堤から脚下を見ると...
吉川英治 「随筆 新平家」
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