...而も巖乘(がんじよう)な體格が何よりも羨ましくなつたと同時に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...巖本君に會つたので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...瑞巖の古刹を訪ふべし...
大町桂月 「金華山」
...その他、自籠神社の危巖、御倉山の千丈幕、御門石、疊石、碁盤石、雅俗とり/″\に趣味あり...
大町桂月 「十和田湖」
...巖の中より滴るしづく...
大町桂月 「冬の榛名山」
...巖石の奇、歩を轉ずるに從ひてその觀を改め、大洋より寄せ來る餘波、巖にくだけて、雪を崩し、花を散らすさま、いとおもしろく、東京灣内海岸の見るべきは、此の間を最とす...
大町桂月 「房州紀行」
...天狗臺一帶の長巖よこたはる...
大町桂月 「妙義山の五日」
...奇巖怪峯、前後左右に羅列して、目、應接に遑あらず...
大町桂月 「妙義山の五日」
...巖頭沈吟一 なげきの卷空藍色に晴れ渡り、波ゆきかへりのたくる日、よるは巖かげ、潮の香のたよたよとこそ烟らへれ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...巖にすがりて伏ししづむ人のありとは知るや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...向うの山の頂の巖(いわ)に上り...
中島敦 「山月記」
...後(あと)では波(なみ)が巖(いは)に打(う)ちつける樣(やう)に暫(しば)らく騷(さわ)いだ...
長塚節 「土」
...大巖の蔭に画架を構える...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...太守が革船山を騎り廻している時に偶然通りがかった者には巖窟の入り口が見えると云うことがあります...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...佐々木巖流というのと武蔵が仕合に出てゆく海辺で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寒巖(かんがん)と云(い)ふ石窟(せきくつ)があつて...
森鴎外 「寒山拾得」
...京に来り、山崎氏を娶りて大圓、照幢、巖、寛、修の五男、靜子の一女を挙げられたり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...寂巖が出るなどは甚だ稀れである...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索