...湖の畔なる巖は聳(そばだ)ちて天を摩せんとす...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...巖の樣な日下部君と芍藥の樣な市子の列んで坐つた態...
石川啄木 「菊池君」
...どんな巖丈な人夫でも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その威巖を全く滑稽にでも見てゐるのか...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一巖をも見る能はず...
大町桂月 「鹿野山」
...妙義の大字巖、旭日嶽にも、この奇なし...
大町桂月 「十和田湖」
...石灰石の大巖を貫きて流る...
大町桂月 「十和田湖」
...更に大なる孤巖あり...
大町桂月 「妙義山の五日」
...巖全體も、穴形に相應して、譬ふれば、人が膝と肱とをついて、かゞむが如し...
大町桂月 「妙義山の五日」
...巉巖高く五六十度の勾配をなす...
大町桂月 「妙義山の五日」
...270譬へば角の逞(たくま)しき鹿を或は山羊(やぎ)を追ひ、獵犬の群、獵人の群、一齊に進む時、峨々たる巖、繁る森、牲を救ひて隱れしめ、之を探りて見出すこと遂に彼等の運ならず、囂々として叫びあふ、其眼前に金毛の 275獅子現はれて、勇みたる一群攘ひ退(の)くるごと、アカイア軍勢一團となりて利劍を、兩刄(もろは)ある槍を揮ひつ敵軍を追ひつつ進む眼前に、プリアミデース・ヘクトール其陣中にあるを見つ、恐怖に滿ちて脚の下勇氣全く沈みさる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...巖のように聳ゆる鉄筋コンクリートの建物の屋上から...
豊島与志雄 「エスキス」
...険しい巖のように立ち並んでいた...
豊島与志雄 「二つの途」
...木曜會俳席に行きし頃には巖谷撫象氏と共に時々その家を訪ひ...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...富士としては優美よりも端巖...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...巖ちゃんは冒險好きな氣持がますますつのって來た...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...鷲が二羽 降りようとして舞つてゐる巖のあらはな巓を 私は仰ぎ 私はたちどまるその山の肩のあたり 林の盡きた笹原に 私は籠手を翳し私は逡巡する さてまづ晝餉をしたためる...
三好達治 「鷲」
...巖流島で佐々木小次郎を打つたのが二十九歳だつた...
吉川英治 「折々の記」
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