...『十方庵遊歴雑記』に向嶋の弘福寺が境内寂寞としてただ野猿の声を聞くという記事があるが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...或(あるひ)は苅羽(かりは)・三嶋(みしま)の二郡...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...後(あと)に残つた宮嶋氏は...
薄田泣菫 「茶話」
...冲(おき)つ嶋(しま)わの潜(かづ)き女(め)が...
薄田淳介 「白羊宮」
...潰(つぶ)し嶋田に鴇色(ときいろ)の手絡(てがら)を掛けた頭で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...嶋地の人々に幸あれ...
種田山頭火 「行乞記」
...政治的権力が宗教的のものである(「あきつ神と大八嶋国しろしめす」)という意義のことであり...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...78 XIII 12 サモトレーケー嶋...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...なお嶋津斉彬(しまづなりあきら)の薩摩におけるが如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...むかし向嶋の風景を見に行つた人達が蔵前と鐘ヶ淵の烟突をいやがつたやうなもので...
永井荷風 「畦道」
...此夜編輯部員の出席するもの、賀古入澤の兩先生を初め、小山内薫、平野萬里、小嶋政二郎、吉田増藏、鈴木春浦、與謝野寛、及國民圖書會社の中塚榮次郎、書肆春陽堂主人和田利彦と余とを加へて十一人なり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...南鄰は区内の富豪高嶋氏の屋敷...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...早くも市営電車向嶋の終点を通り過ぎた...
永井荷風 「寺じまの記」
...向嶋も今では瓢箪(ひょうたん)を下げた風流人の杖を曳く処ではなく...
永井荷風 「向島」
...ソコで嶋津(しまづ)が先(ま)ずその御隠居様に対して色々西洋の話をする中に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...昔嶋田の時主てふ勇士が...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...故三嶋正英の『伊豆七島風土細覧』に新島(にいじま)の乱塔場に新しく鶏を放ち飼った土俗を載せある...
南方熊楠 「十二支考」
...長嶋の様子が一変したと? ……...
吉川英治 「新書太閤記」
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