...その政党の崛起により、政局が大きく変化した...
...現代美術界で彼の作品が崛起してきている...
...彼女は苦難を乗り越えて新しい人生を崛起させた...
...この地域の崛起により、地価が上昇している...
...日本の江戸時代には多くの文化が崛起した...
...モンテ・ファルコの山は平野から暗い空に崛起(くっき)しておごそかにこっちを見つめていた...
有島武郎 「クララの出家」
...「日報」の爲に恐るべき敵の崛起(くつき)するのを妨げる最良の手段であると云ふのが此人の對「毎日」觀であつた...
石川啄木 「菊池君」
...万年上田(かずとしうえだ)博士が帰朝して赤門派が崛起(くっき)すると硯友社の勢威が幾分か薄くなった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...九十の老齢で今なお病を養いつつ女の頭領として仰がれる矢島楫子刀自(やじまかじことじ)を初め今は疾(とっ)くに鬼籍に入った木村鐙子(とうこ)夫人や中島湘烟(なかじましょうえん)夫人は皆当時に崛起(くっき)した...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...ツマリ「文学士春の屋おぼろ」のために崛起(くっき)したので...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...かかる折から卒然崛起(くっき)して新文学の大旆(たいはい)を建てたは文学士春廼舎朧(はるのやおぼろ)であった...
内田魯庵 「四十年前」
...武藏野の中に崛起し...
大町桂月 「狹山紀行」
...市街中に崛起せる觀音山にのぼれば...
大町桂月 「常磐の山水」
...また崛起(くっき)して楼閣を起し...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...など崛起(くっき)し...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...もとの路を取りて、昨夜野宿せし跡を左に見下し、前に見し北鎮岳を左にし、終に後にして、雲の平を南に下れば、熊ヶ岳崛起して、十町四方の火口を控えたり...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...一 五戸本州の北に盡きむとする處、八甲田山崛起し、その山脈南に延びて、南部と津輕とを分ち、更に南下して、東海道と北陸とを分ち、なほ更に西に曲りて、山陽道と山陰道とを分つ...
大町桂月 「十和田湖」
...崛起せる丘上、千年の老杉森々として、神さび立てる一宇の古龕、神鈴音なく、樓門の矢大臣も寂しげなり...
大町桂月 「北總の十六島」
...極度に不毛の丘陵が崛起(くっき)」している...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...多く平民の崛起を見るを例とする...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...余は群雄の崛起(くっき)をもってむしろ小盗の屏息を促すものだと考える...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...想見先生崛起時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...河上氏らが論壇に大きく崛起して...
山本実彦 「十五年」
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