...その政党の崛起により、政局が大きく変化した...
...現代美術界で彼の作品が崛起してきている...
...彼女は苦難を乗り越えて新しい人生を崛起させた...
...この地域の崛起により、地価が上昇している...
...日本の江戸時代には多くの文化が崛起した...
...モンテ・ファルコの山は平野から暗い空に崛起(くっき)しておごそかにこっちを見つめていた...
有島武郎 「クララの出家」
...「日報」の爲に恐るべき敵の崛起(くつき)するのを妨げる最良の手段であると云ふのが此人の對「毎日」觀であつた...
石川啄木 「菊池君」
...万年上田(かずとしうえだ)博士が帰朝して赤門派が崛起(くっき)すると硯友社の勢威が幾分か薄くなった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...四方の英才俊髦(しゅんぼう)一時に崛起(くっき)して雄を競うていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...ツマリ「文学士春の屋おぼろ」のために崛起(くっき)したので...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...武藏野の中に崛起し...
大町桂月 「狹山紀行」
...また崛起(くっき)して楼閣を起し...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...もとの路を取りて、昨夜野宿せし跡を左に見下し、前に見し北鎮岳を左にし、終に後にして、雲の平を南に下れば、熊ヶ岳崛起して、十町四方の火口を控えたり...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...一 五戸本州の北に盡きむとする處、八甲田山崛起し、その山脈南に延びて、南部と津輕とを分ち、更に南下して、東海道と北陸とを分ち、なほ更に西に曲りて、山陽道と山陰道とを分つ...
大町桂月 「十和田湖」
...左に御倉半島の端に崛起せる御倉山を望み...
大町桂月 「十和田湖」
...崛起せる丘上、千年の老杉森々として、神さび立てる一宇の古龕、神鈴音なく、樓門の矢大臣も寂しげなり...
大町桂月 「北總の十六島」
...葛籠岩崛起して、その岩脈、朝日嶽に連なる...
大町桂月 「妙義山の五日」
...幸田露伴(こうだろはん)の崛起(くっき)した時代で...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...崛起(くっき)して第一のものを覆す...
辻潤 「錯覚自我説」
...その時全部が崛起(くっき)し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...多く平民の崛起を見るを例とする...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...余は群雄の崛起(くっき)をもってむしろ小盗の屏息を促すものだと考える...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...ロアル河の明媚な景勝と市街の上に崛起(くつき)して居るカテドラルの物寂びた十三世紀の古塔とである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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