...このとき崑崙(こんろん)山上の大火はまだ熄(や)んでいず...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...崑崙山嶺の紅焔(ぐえん)を圧倒するようになった...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...『あいびき』に由てツルゲーネフの偉大と二葉亭の訳筆の価値とを確認した読者は崑山(こんざん)の明珠を迎うる如くに珍重愛惜し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...崑が途を歩いていると...
田中貢太郎 「青蛙神」
...彼はどうしても崑のすることに善い感じを持つことができなかった...
田中貢太郎 「青蛙神」
...そこで崑は、「妻をもらって親をよろこばすことができないなら、ないほうがいい、老いぼれ蛙に怒られたって、災難を受けて死ぬまでだ」と言ってまた十娘を出した...
田中貢太郎 「青蛙神」
...翌日になって崑の家は母屋から火が出て幾棟かに延焼し...
田中貢太郎 「青蛙神」
...崑はいたずらに小さな蛇を函の中へ入れて...
田中貢太郎 「青蛙神」
...崑もまた笑っていたのがかわって嗔(いかり)となった...
田中貢太郎 「青蛙神」
...それから崑生もまたおとなしくなって...
田中貢太郎 「青蛙神」
...『山海経』に〈崑崙(こんろん)山西北に山あり...
南方熊楠 「十二支考」
...崑崙茶がドンナお茶か見当が付けば...
夢野久作 「狂人は笑う」
...崑崙茶の風味に耽溺(たんでき)し過ぎたので...
夢野久作 「狂人は笑う」
...入れ代り立ち代り捧げ持って来る崑崙茶の霊効でもって...
夢野久作 「狂人は笑う」
...中には崑崙茶の味なんか知らないまま...
夢野久作 「狂人は笑う」
...パミール高原に発する崑崙(こんろん)山系の起伏する地脈が支那西部に入っては岷山(みんざん)山脈となり...
吉川英治 「三国志」
...崑崙などわが国の先儒の仕事を継承し完成するという意識をもってなされた...
和辻哲郎 「孔子」
...崑崙(こんろん)国はコーチンチャイナ(仏領インドシナ)のある国を意味し...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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