...楚に薛崑(せつこん)という者があった...
田中貢太郎 「青蛙神」
...しばらくすると侍女や媼(ばあや)などがそのあたりにごたごたと集まってきて崑を見だした...
田中貢太郎 「青蛙神」
...これを決める決めないは君しだいだ」崑は十娘に目をやったがすぐ気に入ってしまった...
田中貢太郎 「青蛙神」
...それによって神の夫婦が時おり崑の家に姿を顕わした...
田中貢太郎 「青蛙神」
...母鳥(おやどり)の睛(ひとみ)をつッつくのとおんなじようなことをしようというのですか」崑はそれを聞くとますます怒って...
田中貢太郎 「青蛙神」
...崑は火のように怒って承知しなかった...
田中貢太郎 「青蛙神」
...崑は入ってきて母の顔に涙の痕のあるのを見つけて...
田中貢太郎 「青蛙神」
...そこで崑は、「妻をもらって親をよろこばすことができないなら、ないほうがいい、老いぼれ蛙に怒られたって、災難を受けて死ぬまでだ」と言ってまた十娘を出した...
田中貢太郎 「青蛙神」
...崑は辞退したが、止めなかった...
田中貢太郎 「青蛙神」
...崑の方を振り向いて...
田中貢太郎 「青蛙神」
...黒漆(こくしつ)の崑崙夜裡(こんろんやり)に走るということの如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...北に崑崙(コンロン)...
久生十蘭 「新西遊記」
...西蔵境の崑崙山脈に降つてゐる雪の様に感ぜられる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...『山海経』に崑崙の西に玉山あり西王母(せいおうぼ)居る...
南方熊楠 「十二支考」
...その中に崑崙を飲みに行く富豪だの貴人だのが...
夢野久作 「狂人は笑う」
...清水崑氏だなと思う...
吉川英治 「随筆 新平家」
...崑崙などわが国の先儒の仕事を継承し完成するという意識をもってなされた...
和辻哲郎 「孔子」
...招提寺の彫刻家のうちにインドと関係の深い崑崙国人がいたということは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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