...その綱領に「服従は下級者の忠実なる義務心と崇高なる徳義心により...
石原莞爾 「戦争史大観」
...はじめて崇高なもの高貴なものを把握することができるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...美しく崇高なる文藝に依るのが最も捷徑ではなからうかと考へ...
太宰治 「「惜別」の意圖」
...どこやら崇高な、隠者とでもいうような趣きさえあった...
太宰治 「パンドラの匣」
...実は崇高な欺瞞(ぎまん)であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何という崇高な感激だったろう!所が...
豊島与志雄 「理想の女」
...けれど彼女は二本の歯の欠けた崇高な微笑(ほほえ)みを彼に示した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...歴史中に崇高なものを立証することは禁制である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...崇高な熱狂せる青年の胸に埋めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...愛は男女の融合が行なわれる崇高な坩堝(るつぼ)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すなわち毅然たるその姿は何んとはなしに崇高な気に打たれるのです...
牧野富太郎 「植物記」
...絶対にまた快活な崇高な源を持っているに違いないのですからね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...崇高なる法悦となった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...魂の最も崇高な祭典へ呼ぶために鳴らしたその鐘は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...崇高なるものへの感情に於て...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...この崇高なる戦いにおいてもまた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらはもっと崇高な席に坐らせるために取っておこう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...……けれど理も智もなく黙々と杉苗を植えている老爺の欲のごときはもっとも崇高な欲望ではありませんか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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