...はじめて崇高なもの高貴なものを把握することができるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...心の底まで透明になってしまって、崇高なニヒル、とでもいったような工合いになった...
太宰治 「女生徒」
...崇高な幸福の瞬間をお味わいになりません?トリゴーリン それはそうです...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...崇高な荒唐無稽(こうとうむけい)な心境を至るところにもち出そうと熱中してる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「将(まさ)にパスカルの崇高な狂暴にとらわれんとしかかって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...崇高な諧調(かいちょう)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...精神の崇高な果実にある...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...崇高な者や惨めな者...
豊島与志雄 「長篇小説私見」
...「それらの人々の魂がなす仕事ほど崇高なものはおそらくないであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...本性はその動物的なまた崇高な目的を持ってそこに存している...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...崇高な働きたる進歩をなし得る有限なるもののことを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「彼らは君や探偵よりいくら人間らしい崇高な生地(きじ)をうぶのままもってるか解らないぜ...
夏目漱石 「明暗」
...またおし進められる」この崇高な親雀の話は...
久生十蘭 「魔都」
...私が幾度か情念のため悪へ混迷したとき、悔悟と清祓を繰り返し行なうことによって私は、最初の、崇高な、清澄な源泉へ還った...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...そして御身が造れる一切の崇高な万物は天地(あめつち)のなりいでた日と同じ荘厳を保っている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...かねてエパメイノンダスは他日その父の誉れとなるべき二人の娘を(というのは彼がラケダイモン人をうち負かした二つの崇高な勝利のことですが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)あの崇高なストア学的無感動に至りえない者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...絶対の暴力否定を説く崇高な教えであるが...
矢部貞治 「政治学入門」
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