...未荘の仕来(しきた)りでは...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...軍隊の仕来(しきた)りに忠実であろうとするその愚直さが...
梅崎春生 「桜島」
...矢張仕来りの勝手がよい方でやって行くのが多い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...おれも今までの仕来(しきた)りを考えてみれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...従来の仕来(しきた)りに従って...
中里介山 「大菩薩峠」
...例えば私なら私が世の中の仕来(しきた)りに反したことを...
夏目漱石 「模倣と独立」
...もとの位置にはもどさない仕来(しきた)りがある...
長谷川時雨 「市川九女八」
...夜更けてかえると冷(ひえ)るので牛肉を半斤ばかり煮て食べるのが仕来(しきた)りになっていた...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...古く泥(なず)んだ仕来りによって...
本庄陸男 「石狩川」
...医術申合会頭是迄山田玄瑞仕来候所...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...仕来(しきた)りの風(ふう)を承(う)け継いだものです...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...すると活版所は昔からの仕来りで...
柳田国男 「故郷七十年」
...古い仕来(しきた)りをつづけていた人が多く...
柳田国男 「年中行事覚書」
...また他の地方では厳重に古い仕来りを守っているというものが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...国人にもまた親々の仕来(しきた)りを...
柳田国男 「木綿以前の事」
...是ほどにもまず以前の仕来りを忘れてしまっているのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...われらの会合の仕来(しきた)りだけを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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