...あふげば西の山々の奧に南アルプスの峻峰は...
今井邦子 「伊那紀行」
...北は天塩北見界の峻峰群起して我れと高さを競わんとす...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...またその中に一峻峰を見出すことが出来るようになる...
高浜虚子 「俳句への道」
...その丘の如き相貌(そうぼう)を呈したものが他日の峻峰とならぬと誰が断言出来よう...
高浜虚子 「俳句への道」
...周囲は皆ことごとく高山峻峰だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...高い真白な峻峰が二つ並んで...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...マッキンレイの峻峰...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...行行少峻峰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...峻峰奇峰の間に焼け崩れたようなぼろぼろの古代の城壁が見える...
横光利一 「欧洲紀行」
...荘厳なものは岩の峻峰と空と太陽と城砦である...
横光利一 「欧洲紀行」
...アルプスの峻峰を飛行機で飛び越えてベニスへ出る...
横光利一 「欧洲紀行」
...峻峰奇峰の無端の変貌...
横光利一 「欧洲紀行」
...赤味を帶んで紫に染めだされた颯爽たる峻峰を指して...
吉江喬松 「山岳美觀」
...暮ゆく空に獨り餘光を輝かしてゐるこの美しい峻峰をぢつと眺めやつてゐた...
吉江喬松 「山岳美觀」
...山谿を彫み、峻峰を削り、きはめて徐々に、全くの沈默と思はるゝこれ等の氷雪が、不斷の動きを、目に見えぬ下降をつゞけてゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...純白な峻峰が、鋭い角度を空中に描いて、近づくも恐ろしいばかりに屹立つてゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...甲斐(かい)の連山(れんざん)や秩父(ちちぶ)の峻峰(しゅんぽう)も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...* * *四国阿波(あわ)の国第一の峻峰(しゅんぽう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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