...岡本の手は羽織(はおり)の紐(ひも)にかかった...
田中貢太郎 「春心」
...保田の岡本のお嬢さんの似顔でしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...お給仕役は岡本兵部の娘が代りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...岡本へは私から断っておきましょうね」津田はちょっとふり向いた...
夏目漱石 「明暗」
...次に津田の方から岡本はどうだろうと云い出した...
夏目漱石 「明暗」
...半七捕物帳の岡本綺堂氏と...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私が席に腰を落すとやがて岡本君がつかつかとソバにやつて來た...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...岡本潤(おかもとじゅん)氏...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...早速(さっそく)岡本と私とその長屋に住込(すみこん)で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...歩いて出たのは十二時、岡本医院へ寄り、静脈に、ロッシュの薬注射...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二時近く、岡本医院、「可哀さうにね、働かなくちゃいかんのかねえ」と先生、何か静脈注射...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...岡本綺堂先生に母と妻とを伴ひて...
正岡容 「滝野川貧寒」
...茶山は岡本以下の知人が蘭軒と偕(とも)に金輪寺(こんりんじ)を訪うたのに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...岡本氏の『医心方』一巻は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その日の宰領は岡本太兵衛という物頭で...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...岡本両君とヴァンセンヌの森へ行く...
横光利一 「欧洲紀行」
...岡本坊の快実という豪の者だった...
吉川英治 「私本太平記」
...岡本軍曹も、日頃ならそんな心はうごかなかったかもしれないが、自分自身がおとといから敵地にはいって、密偵の重任を果し、九死に一生を拾って帰って来たばかりの昂奮がまだどこかにあったので、弁蔵爺やの行動にも、すぐ同じことが考えられた...
吉川英治 「日本名婦伝」
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