...右衛門の府生(ふしょう)壬生忠岑(ただみ)...
上村松園 「謡曲と画題」
...東山の岑を踰えて流し下す...
高木敏雄 「比較神話学」
...かの壬生忠岑(みぶのたゞみね)の歌に...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...唐の岑参(しんしん)の歌...
中里介山 「大菩薩峠」
...岑々(しんしん)たる頭(かしら)をおさえて未来永劫(えいごう)に試験制度を呪詛(じゅそ)することを記憶せよ」とある...
夏目漱石 「三四郎」
...式部大輔政岑(しきぶたいふまさみね)と名をかえて姫路十五万石を相続することになった...
久生十蘭 「鈴木主水」
...播磨守政岑というのはこういう困った殿様だったが...
久生十蘭 「鈴木主水」
...政岑が今日はめずらしいものを聞かせると...
久生十蘭 「鈴木主水」
...言われぬの掛合のうちに政岑は焦立(いらだ)って来...
久生十蘭 「鈴木主水」
...頭腦が惡く岑々(ぎん/″\)して...
三島霜川 「平民の娘」
...古(いにしえ)の岑彰(しんほう)...
吉川英治 「三国志」
...魏の鎮遠(ちんえん)将軍岑威(しんい)は...
吉川英治 「三国志」
...二岑威(しんい)の軍は怪しんで...
吉川英治 「三国志」
...岑威は狼狽して全隊へ何か号令を下していたが...
吉川英治 「三国志」
...岑威の手下が敗走してきたことによって急変を知り...
吉川英治 「三国志」
...雪岑(せっしん)の首にかけても」「確(しか)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...かならず寺中から挨拶に出向く――という雪岑長老の口約束をとって...
吉川英治 「新書太閤記」
...本朝の部では上題の人物は最も廣く、聖徳太子、行基菩薩、役小角、玄、鑒眞、空海、傳教以下の智識高僧や、良岑宗貞、大江定基、源滿仲、藤原顯基等の名流や、藤原氏歴世の貴紳、源平兩家の武將中で聞えた人、その外詩歌、藝能、術數の道などで凡そ名ある者の限りが出て來る...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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