...入山辺の霞山荘からは...
石川欣一 「可愛い山」
...『万葉(まんよう)』の歌人山辺赤人(やまべのあかひと)になりますと...
高浜虚子 「俳句への道」
...山辺(やまのべ)の赤人(あかひと)が好き人丸忌(ひとまるき)春泥やわが知る家の門の前日当りて電燈ともり町桜四月八日 二百二十日会...
高浜虚子 「六百句」
...山辺(やまべ)も野辺(のべ)も春の霞(かすみ)...
太宰治 「冬の花火」
...今度の事件が起ってから夫に別れて北山辺に忍んでいたところ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...とにかく境内を一まわり奥山辺(おくやまへん)までお供を致そうじゃ御在(ござい)ませんか...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...山辺郡に至るあたりを言うたものらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...なつかしき萩の山辺の白雲をおしろい取りて思ふ人かなおしろいを解きながら...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...物静かな山辺温泉...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...端山辺の低い処に赤い月があるのでいくらか印のやうな感が強くなるのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...宝永山辺凹(くぼ)かな処に人形を成す年は豊年で...
南方熊楠 「十二支考」
...奈良県山辺(やまべ)郡二階堂村)油掛地蔵といって...
柳田國男 「日本の伝説」
...今日は山辺(やまべ)の温泉(いでゆ)へゆくからしたくするようにと云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「それなら山辺は明日のことにしましょう」こう云ってその日は墓参ということにきめた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...夏の休みを陸奥(みちのく)の山辺(やまべ)の友の家(いへ)に居て今朝(けさ)うれしくも帰りきぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...黒川郡(くろがはぐん)の山辺(やまべ)にて我子(わがこ)の採(と)れる百合(ゆり)の根を我子(わがこ)と共にあぢはへば...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...」山房の雨六甲苦楽園の雲華庵に宿りて津の国の武庫の山辺の高原(たかはら)の小松の上を...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...すぐ禰宜(ねぎ)の山辺守人(やまのべもりと)が来た...
吉川英治 「剣の四君子」
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