...翌日通称「桜三里」といつて三里の間桜を道傍に植ゑた中山越を上下し...
安倍能成 「初旅の残像」
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板倉勝宣 「山と雪の日記」
...翌(あく)る朝(あさ)夙(はや)く宿を発(た)つて山越(やまごし)に...
薄田泣菫 「茶話」
...冬の日の尚ある力菊残るこの辺は蚕の村か桑枯るる山越えて来たり峠は雪なりし十二月五日 松本浅間温泉たかの湯...
高浜虚子 「六百句」
...明日はどちらの方へおいでになりますか? 山越えで雲仙(うんぜん)へでも? とか...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...胆振国山越郡八雲地方では...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これがいわゆる山越えの弥陀で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...こんな動物といっしょに夜山越(やまごえ)をしたとすると...
夏目漱石 「坑夫」
...これから山越をするんだが...
夏目漱石 「坑夫」
...死出の山越えにし人を慕ふとて跡を見つつもなほまどふかなと仰せられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...山越しに隣りの領内へ逃げたもようです」隼人は岡村七郎兵衛を見た...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...二た筋の街道がその間をうねくねと山越しに隣国へ続いていた...
山本周五郎 「はたし状」
...或る晩山越えの途中...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...「――これから山越えして...
吉川英治 「平の将門」
...そうだ、山越えして、越前へ出よう」両軍の陣は、ちょうど、火になっている下有知を挟んで戦っているらしく、どっちへ行っても陣があった...
吉川英治 「茶漬三略」
...山越えで阿波へ入りこむつもり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そなたを騙したか」「中山越えの峠のうえで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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