...此(こ)の道(みち)山越(やまご)え七里(しちり)なり...
泉鏡太郎 「熱海の春」
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板倉勝宣 「山と雪の日記」
...幾日かかっても山越えして...
太宰治 「嘘」
...ちつとも雲がない山のよろしさ・おもひでは山越えてまた山のみどり刑務所の高い塀から青葉若葉千人風呂ま昼ひろくて私ひとりにあふれる湯ぞんぶんに湧いてあふれる湯をぞんぶんに・ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯駅所見初夏の牛どもよ載せられてどこへ行く・こんなに晴れた日の猫が捨てられて鳴く五月廿七日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...二十二日北山越しに高松迄の往復を頼みたい...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...一人残らず山越ししてどこかへ行ってしまいそうな形勢で...
久生十蘭 「だいこん」
...「この村へ着く前に山越えをして来ると...
室生犀星 「あじゃり」
...山越えをするには唯一の地形なので...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...「山越」の店でおじぎをした幼ない日のこと...
山本周五郎 「初蕾」
...或る晩山越えの途中...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...捨て篝火山越えの迂回をとった正法攻撃隊の進路は...
吉川英治 「上杉謙信」
...山越えで逃げてきたものだった...
吉川英治 「三国志」
...山越えで瀘水の道へ向ってきた...
吉川英治 「三国志」
...遠江(とおとうみ)から平山越(ひらやまご)えにかかり...
吉川英治 「新書太閤記」
...山越えして越前へ落ちのびて行ったのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...逃げたのは山越えとみて...
吉川英治 「増長天王」
...常陸から山越えをしては...
吉川英治 「平の将門」
...山越えで阿波へ入りこむつもり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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