...ゲリラも雨季に入って山越が出来ないので...
石川欣一 「比島投降記」
...山越しに町に出て...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...十月十四日の晩の七時半ごろ山越しに南の方から相川へ戻つて來ますと...
江南文三 「佐渡が島から」
...電線といつしよに夏山越えて来た・朝から水をのむほがらかな空六月一日酔中夢なし...
種田山頭火 「行乞記」
...散歩、――新国道を嘉川まで、釈迦寺拝登、御開扉会、帰途は山越、白い花をつけた雑木がよかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...胆振国山越郡八雲地方では...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...山越えに、××国の方へ渉(わた)ろうとしている学生は、紫だった朝雲が、まだ山(やま)の端(は)に消えうせぬ間(ま)を、軽々しい打扮(いでたち)をして、拵えてもらった皮包の弁当をポケットへ入れて、ふらりと立っていった...
徳田秋声 「あらくれ」
...これから山越をするのは大変だから...
夏目漱石 「坑夫」
......
野口雨情 「螢の燈台」
...隙があったら山越えをして...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...魚は山越しの海から売りに来るが...
横光利一 「夜の靴」
...山越えで逃げてきたものだった...
吉川英治 「三国志」
...勝家は、養子勝豊、勝政、その他の諸将をすでに先発させ、自身も北(きた)ノ庄(しょう)を出て、山越えに、近江(おうみ)へ急いでいる頃であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一代を甲山越隅(こうざんえつぐう)に送ってしまったのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...そっちは近いが山越しの裏道だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...田辺から山越えでくるバスを待ち合わせる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...山越えして越前へ落ちのびて行ったのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...「どこへ行きなさる」「青墓へ」「山越えで」尼は顔を振った...
吉川英治 「源頼朝」
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