...今夜は俊和尚の典座だ、飯頭であり、燗頭であつた、ふらん草のおひたし、山蕗の甘煮、蕨の味噌汁、みんなおいしかつた、おいしく食べてぐつすり寝た...
種田山頭火 「行乞記」
...山蕗を採つて煮た...
種田山頭火 「其中日記」
...山蕗が咲きほうけてゐる...
種田山頭火 「旅日記」
...山牛蒡、山獨活(うど)、山人參、山蕗(ふき)、ことに自然薯が旨かつた...
田山花袋 「日光」
...山蕗は夏の盛りに行つても...
田山花袋 「日光」
...先日八百屋(やおや)が蕗(ふき)の薹(とう)を持って来ましたから一度に沢山蕗味噌(ふきみそ)を拵えておきました...
村井弦斎 「食道楽」
...山蕗の胡麻よごしを思い描く...
矢田津世子 「茶粥の記」
...山蕗(やまぶき)の煮浸し...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...山蕗の葉で傍えの清水を掬んで咽喉をうるおしながら永い時間をかけて...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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