...といって『紫(むらさき)の一本(ひともと)』『江戸咄(えどばなし)』『江戸雀(えどすずめ)』『江戸真砂(えどまさご)六十帖』などいう書物や...
淡島寒月 「明治十年前後」
...別れの淵(ふち)といふ名は、海(うみ)の潮(しほ)と川水(かはみづ)の相逢ふ場所からの名で、古くから遊女歌舞伎たち、ここに船をうかべて宴を催し、「江戸雀」には、納凉の地といひ、舟遊びの船に、波のつづみ、風のささら(びん簓を言ひかけてか)芦の葉の笛吹きならしとある...
長谷川時雨 「花火と大川端」
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