...山番の仕事は大変そうだね...
...私は山番になって自然の中で過ごしてみたいと思っている...
...山番になるには体力が必要だ...
...山番として働いた経験がある人に話を聞いてみたい...
...山番小屋で宿泊することもできるんだって知ってた?...
...お狗様(いぬさま)と言わないと山番に叱られますよ...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...あるいは山番でもいい...
海野十三 「氷河期の怪人」
...十勝の山番の老人が木を大切にする気持の純粋な点は誰にでもよく分る...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...三鉱山番(やまばん)が寝泊りしていたバラック建ての小屋は...
久生十蘭 「キャラコさん」
...サンタクロースには山番の老人を頼まうよ――...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...山番の年寄はU村まで送つて行くと云つた...
牧野信一 「山を越えて」
...今日行つたら親爺にあやまらなければならない――などと山番は笑つた...
牧野信一 「山を越えて」
...一人宛交り代りに乗つたら如何か? と馬をひいてゐる山番がツル子とNにすゝめたが彼女等は歩く方が好いと云つた...
牧野信一 「山を越えて」
...枯葉を集めに姉と登った裏山の楢林よ山番に追はれて石ころ道を駆け下りるふたりの肩に背負(しょひ)繩はいかにきびしく食ひ入ったかひゞわれたふたりの足に吹く風はいかに血ごりを凍らせたか雲は南にちぎれ熱風は田のくろに流れる山から山に雨乞ひに行く村びとの中に父のかついだ鍬先を凝視(みつ)めながら眼暈ひのする空き腹をこらへて姉と手をつないで越えて行ったあの長い坂路よえぞ柳の煙る書堂の陰に胸を病み...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...山番が灯してくれるランプが一つ...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...山番の与五兵衛と二人だけで暮していた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...で、ご機嫌の変らぬうちに、よろしく下山をすすめようと思っていると、不意に、森々(しんしん)とした空気を破って、「山番ッ、山番ッ、山番はいねえか――」とはるかな上で、絶叫するものがあった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...血まみれになった山番の下士が二人...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...片手をそれへ伸ばした山番の下士が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...山番二人と牢番一名をつけておきましたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そして自分から入口の土間へ姿をみせ、「啓之助はここにいるが、なんじゃ」「あ、おいでなさいましたか」入ってきたのは、剣山の山番たち、ゾロゾロと七、八人、一人が手に一本の矢を持って、漆(うるし)が干(ひ)からびたような鏃(やじり)の血汐を啓之助に見せていった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...剣山の麓(ふもと)や山関の役人どもにも一倍用意させておかねばならぬぞ」「山番の末にいたるまで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...交代で山番に来ていた...
吉川英治 「源頼朝」
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