...それで山牛蒡の枯れたのや...
石川欣一 「可愛い山」
...山牛蒡や山法師などという草が...
石川欣一 「山を思う」
...今申した山牛蒡や山法師などという草は...
石川欣一 「山を思う」
...蕨、山牛蒡、山獨活、春は一面に霞が棚引いて、鶯やカツコ鳥が好い聲をして啼いた...
田山花袋 「歸國」
...山牛蒡、山獨活(うど)、山人參、山蕗(ふき)、ことに自然薯が旨かつた...
田山花袋 「日光」
...馬の尾について殖(ふ)えると云う山牛蒡...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...『ただ墓の上に山牛蒡(やまごぼう)が生えるばかり』であったら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...籬の蕁麻(いらくさ)や山牛蒡(やまごぼう)の中に眠っているリザヴェータの姿を見つけたというわけである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...山牛蒡(やまごぼう)の葉と茎とその実との霜に染められた臙脂(えんじ)の色のうつくしさは...
永井荷風 「葛飾土産」
...山牛蒡(やまごぼう)のような蔓草(つるくさ)がはびこっていて...
林芙美子 「清貧の書」
...山牛蒡の煮たものもうまかつた...
牧野信一 「山を越えて」
...山牛蒡(ごぼう)の花とまだ青い小さい実の房などがささって居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...挽いて粉にして置いて糯粟などを加へ澤山の蓬や山牛蒡の葉を搗き込んで草餅として...
柳田國男 「食料名彙」
...挽いて粉にしておいて糯・粟などを加えたくさんの蓬(よもぎ)や山牛蒡(やまごぼう)の葉を搗き込んで草餅として...
柳田國男 「食料名彙」
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