...向うに聳(そび)えた山山の上にも...
芥川龍之介 「杜子春」
...秩父から足柄箱根の山山...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...都に直に歸りたき心は山山なれども...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ながれ去る山山...
太宰治 「狂言の神」
...落葉する樹もありて・バスト(マヽ)汽車と寒い灯が灯が走りくる・ふけて戻ればたどんがひそかに燃えてゐた湯田一句追加・山山もみづりそのなかよい湯のわくところ・しぐれてはそこらで山羊のなく変電所十一月八日晴曇さだめなくしぐれる...
種田山頭火 「其中日記」
...もみづる山山 ├(雑草)・師走の空のしぐれては月あかり ┘・ハガキ一枚持つて月のあるポストまで・あるくともなくあるいてきて落葉する山十二月廿一日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...虫のなくテーブル・秋はうれしい朝の山山九月三十日日本晴...
種田山頭火 「其中日記」
...こちらが大朝日です」私は改めて出羽山脈の山山の方へ目を遣る...
外村繁 「澪標」
...泰山山脈の地下水が此処に豊富に噴出して...
豊島与志雄 「北支点描」
...足柄などの山山がかうかうと見える...
中勘助 「銀の匙」
...私は彼をあんまり好かないのとおちやんと遊びたいのが山山なのとでちつとも気がすすまなかつたけれど...
中勘助 「銀の匙」
...宮川の外(はず)れから白山山脈が見えようというところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その暗い陰影に劃られた山山の襞には憂欝と冷酷の色が深く刻まれてあつた...
「修道院の秋」
...雲が光って山山に垂れ冷たい奇麗な朝になった...
宮沢賢治 「秋田街道」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...中国では大山山彙(さんい)などが列挙しえられます...
柳田国男 「山の人生」
...行きたいことは山山だった...
横光利一 「旅愁」
...山山(やまやま)は酔(ゑ)へる如(ごと)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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