...これ等の火山山脈――蝦夷から日本の南部に至る迄の山脈は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...・水はたたへて山山の倒影がまさに秋・朝早く汲みあげる水の落葉といもりと・まんまるい月がふるさとのやうな山から(旅中)・のぼる月の...
種田山頭火 「其中日記」
...三重両県境の山山が望まれる...
外村繁 「澪標」
...私も帰りたいのは山山だけれど悪くもないのを残されたのが業腹(ごふはら)なのでいつまでも泣きかかつてはこらへ...
中勘助 「銀の匙」
...私は彼をあんまり好かないのとおちやんと遊びたいのが山山なのとでちつとも気がすすまなかつたけれど...
中勘助 「銀の匙」
...仏性の伯母さんはどうかしたいのは山山なのだがどうもしやうがないものでお念仏をくりかへしながらやうやく賺してつれて帰つた...
中勘助 「銀の匙」
...宮川の外(はず)れから白山山脈が見えようというところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その連々たる雪の白山山脈の姿に見とれてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...拱門から附近の山山の樅(タンネ)の茂みが透いて眺められるのが美しかつた...
野上豐一郎 「キフホイザー」
......
三好達治 「詩四章」
...北方の白山山脈がすぐに白くなって見えた...
室生犀星 「幼年時代」
...立山山脈の餘波を受けて...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...かの山山は、物部、蘇我二族の殺戮(さつりく)しあう血族の祈りだけだった...
横光利一 「夜の靴」
...山山の肌は深海を覗くような暈(めまい)を感じさせる...
横光利一 「旅愁」
...窓の上の長い氷柱の垂れ間に聳えた雪の山山を眺めていると...
横光利一 「旅愁」
...曙(あけぼの)の雲間(くもま)から子供らしい円(まろ)い頬(ほ)を真赤(まつか)に染めて笑ふ地上の山山...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...松本市の東部の山山から...
吉江喬松 「山岳美觀」
...霊山山麓の総門へ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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