...来てわたしをこのつまらない世界から連れ出しておくれわたしはお前たちと一緒に風の上に乗って行きたいみだれ散る波のうえを駈けあるき火焔のように山の上でおどりたいハアトお前は自分の言葉の意味が分らないのだメリイ神父様...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...「大和(やまと)の御諸(みもろ)の山の上にまつってくれればよい」とおっしゃいました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...するとそちらの山の上にりっぱな絹のとばりなどが張りつらねてあるのがすぐにお目にとまりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...私共はその材の山の上に登って遊んだものだ...
高村光太郎 「回想録」
...十人ばかりの古老をめしつれて山の上へおのぼりなされまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...かれはそれを筑波の山の上の鎖の下つてゐるところにも持つて行けば...
田山録弥 「路傍の小草」
...そして人間の村の背後の山の上に昔はあったと考えられる祭場に...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...その山の上へ飛んでゆくと...
豊島与志雄 「コーカサスの禿鷹」
...茂太郎はどこへ行きましたろう……鋸山の上にもいませんでしたわ」「そのうち帰るでしょう」「そうか知ら...
中里介山 「大菩薩峠」
...房総第一の高山の上で...
中里介山 「大菩薩峠」
...日はまだ西の山の上に休んで閉塞し困憊せる地上の総てを笑って居た...
長塚節 「太十と其犬」
...日がだんだん傾(かたぶ)いて陰の方は蒼い山の上皮(うわかわ)と...
夏目漱石 「坑夫」
...山の上本丸の址には今歸仁城の碑があり...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...山の上では、たくさんの仲間がじいっと心配そうに、とんび岩を見ているような気がしました...
林芙美子 「ふしぎな岩」
...山の上にてかの国の城下の火災を見たりと云ふ...
柳田国男 「山の人生」
...切り岸のやうな山の上には青々とした杉の林があり...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
...ことに山の上だけに相當に寒かつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...明日下野国の方へ越えて行こうとする山の上に在る丸沼という沼に同家で鱒の養殖をやっており...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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