...しかもこの集團に屬するものは淺薄なる好奇心を以つて他人の生活を話題にし...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...しかく色々の過去の事物及び半過去の領域に屬してゐる故郷の現状に執着する代りに...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...東南陸行五百里、到伊都國、官曰爾支、副曰泄謨觚・柄渠觚、有千餘戸、世有王、皆統屬女王國、郡使往來常所駐...
陳壽 「魏志倭人傳」
...屬せしめるべきことは必然的であつて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...530身に着け馴るる金屬の堅き胸甲そのむかし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...唯天文方の下に屬して...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...政黨の弊害を矯正すこと頗る難事に屬せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
......
仁科芳雄 「國際學術會議への旅」
...そは世紀末の文明が生んだ一種の頽廢的詩形に屬すると...
萩原朔太郎 「青猫」
...白熱した金屬が外氣にふれるやうに...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...日本(につぽん)も遂(つひ)に金屬(きんぞく)の利器(りき)を主(おも)に使用(しよう)するいはゆる金屬時代(きんぞくじだい)にはひりました...
濱田青陵 「博物館」
...家といふよりは寧ろ會堂に屬してゐるものゝやうに見えた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼もその仲間の内の最も賤(いや)しい一人に屬してゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この一帶(いつたい)は暖帶林(だんたいりん)の上部(じようぶ)から温帶林(おんたいりん)の下部(かぶ)に屬(ぞく)する樹木(じゆもく)...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...關係も感覺と同じく根源的に與へられる直接の經驗に屬してゐる...
三木清 「認識論」
...「すべて皇室財産は、國に屬する...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...金屬性の微かな唸りが一層はつきり聽き分けられる...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...と云ふやうな所屬は明白でないが...
吉川英治 「折々の記」
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