...大噴火當時の下層氣流は西々北なりしを以て東々南に位せる大隅國肝屬郡...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...靜子姉妹は新派に屬する日本畫家で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私が私について有する知識に屬しないこと...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...二つの金屬板をたてて極板とし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...區々たる門鑑に依りて之れを防遏せむとするは寧ろ或は徒勞に屬するなきを得むや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...我國方に憲法政治の開闢時代に屬し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...即ち前篇は比較的新しく後篇は最も舊作に屬する...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...金屬の中にそが性の祕密はかくさる...
萩原朔太郎 「光る風景」
...同じやうに西洋文明の趣味に屬する...
萩原朔太郎 「ラムネ・他四編」
...二條城をとりまいて幕府に屬する屋敷町があつたのだ(さうだ)が...
羽田亨 「聚樂廻り」
...支那(しな)から金屬(きんぞく)の使用(しよう)が傳(つた)はつて來(き)て...
濱田青陵 「博物館」
...俺だつて軍屬でもなかつたら簡單なんだけど...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...この場合外界に屬しないものと見られるのは自己の精神的自我があるばかりである...
三木清 「認識論」
...それは精神現象を一義的に規定された要素の一定數によつて因果關係に從屬させようとする...
三木清 「認識論」
...人間學は彼等の現實的な生活意識に屬する...
三木清 「歴史哲學」
...他日それ/″\に分屬せしめ...
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
...第五章 内閣一新憲法は「行政權は内閣に屬する」(六五)旨を定め...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...金屬性の微かな唸りが一層はつきり聽き分けられる...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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