...後者に屬する或者は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...北條氏に屬して小田原の城中に在り...
大町桂月 「石田堤」
...散所)と云ふ部族に屬してゐるが爲であらうか...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...東南陸行五百里、到伊都國、官曰爾支、副曰泄謨觚・柄渠觚、有千餘戸、世有王、皆統屬女王國、郡使往來常所駐...
陳壽 「魏志倭人傳」
...事の過去に屬すると現在に屬するとを問はず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...讀者がそのうちには多くの同時に有する屬性の複合が含まれるところの本性の觀念を檢討するやうに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...加へてそれらの金屬は封建制度で流通も圓滑を缺く...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...三者中の孰れに屬するか分らぬものが多く...
朝永三十郎 「學究漫録」
...既に彼れの手を離れて伊藤侯の領有に屬したれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それは一には裝用の切(きれ)と茶器に附屬した切とに使用せらるゝが爲である...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...今日(こんにち)の人間(にんげん)とまったく同(おな)じ種(しゆ)に屬(ぞく)するものであり...
濱田青陵 「博物館」
...僕はいかなる藝術上の流派にも屬してゐない...
堀辰雄 「新人紹介」
...即ち對象感情の樣に意識内容に屬するものがあると共に心的働きの方面に見られるものもある...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...聽覺型に屬するか...
三木清 「人生論ノート」
...その萠芽に於ては既に或る種の動物種屬に屬してゐるけれども...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...ロゴスとしての歴史もやはり存在としての歴史に屬するものと見られ得る...
三木清 「歴史哲學」
...その所屬は左の如くなるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ことに寺院附屬のこの宿院で公然と酒を飮むのも惡からうと...
若山牧水 「比叡山」
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