...この街には高層楼がたくさん建っている...
...彼は今回の旅行で、層楼の美しさに感動したようだ...
...層楼の眺めを楽しみながら、のんびりと過ごす時間が好きです...
...彼女は毎晩、層楼の向こうに見える夕日を眺めるのが日課だ...
...高層ビルに囲まれた街並みは、近未来を思わせる層楼景色だ...
...古人曰「欲窮千里眼更上一層楼(きはまらんとほつすせんりのめさらにいつそうろうをのぼらん)」と...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...天路に聳(そそ)る層楼の屋根にとまれり...
石川啄木 「詩」
...五層楼の窓からぎら/\した光が落ちて来た...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...こんなにしなくても市中の地の底へ何層楼のアパートメントでも建てたほうがよさそうに思われる...
寺田寅彦 「写生紀行」
...そしてこのわれわれの衣食住の必要品やぜいたく品を所狭くわずらわしく置きならべた五層楼の屋上にこの小楽園を設くる事を忘れなかった経営者に対してたとえ無自覚にしろ一片の感謝を表しない人はないであろうと思う...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...余は三層楼上に起臥(きが)する訳になる...
夏目漱石 「草枕」
...宇治の鳳凰堂(ほうおうどう)のような五層楼――凌雲閣を睨(にら)む人に正直正太夫(しょうじきしょうだゆう)の緑雨醒客(りょくうせいきゃく)のあるのも面白い...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...三層楼の附いた御殿造りの屋根が見える...
山本周五郎 「半之助祝言」
...信伝(しなでん)豪奢の四層楼唐木造りの芸術的建築本所四ツ目の「シナ伝」で通った材木商...
山本笑月 「明治世相百話」
...同時に此(この)層楼に借宅(しやくたく)して居た人人を凡(すべ)て立退(たちの)かせたが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...芝草の青青(あを/\)とした三笠山の様な丘の上にある層楼(そうらう)の石の色を夕暮に見上げた感じは好かつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...大運河の両岸(がん)の層楼は何(いづ)れも昔の建築で大抵は当時の貴族の邸宅だが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...本丸の三層楼へ案内した...
吉川英治 「新書太閤記」
...小天守閣の層楼なども...
吉川英治 「新書太閤記」
...北京城頭の三層楼(そうろう)にあがった炎は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その三層楼のやぐら柱にもたれて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...三層楼のやぐらの上に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...それは逆にいえばシナ式の層楼がインドの風たる浮図としての意義を獲得したのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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