...風采などから考えても決して富裕な階級に属する人ではなく...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...新しい宗教に属する2人の女性牧師補を迫害するのをためらうことなく彼は「極端な程度に至った頑固な種類の迷信だけを発見することができた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...希有のことに属する...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...実際にこのものに属するということが帰結するとすれば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...特にそれに属する内閣調査局は官吏だけで固めた新官僚の溜りの観を呈する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...かかる物語はあたかも現今と異なる時代に属するかの観がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...著名人物に交際を求める男女の恋愛心理といったものが、これに属する...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...それで自分は自分と同階級に属する未知の女に対するごとく...
夏目漱石 「行人」
...どんな特定の属する種に属さなくなることはないことは明らかだ...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...市井(しせい)に属する者なり...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...吾人がその花に逢着(ほうちゃく)するは実に偶然の事に属す...
牧野富太郎 「植物記」
...嘗て帝劇に属するころには...
正岡容 「大正東京錦絵」
...壮大を好む者総ての物に大の字を附して無理に壮大ならしめんとするは往々徒為(とい)に属す...
正岡子規 「俳諧大要」
...家は下(げ)の下(げ)に属するものと品定(しなさだ)めの人たちに言われるはずの所でも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いずれも同じ程度に異例に属するものだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...半ばは聴く者に属する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)それは彼らの属する学派の教えにならったのであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...家に所属するように思っていた以前の独立性否認がなお続いているか...
柳田国男 「木綿以前の事」
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