...風采などから考えても決して富裕な階級に属する人ではなく...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...運動選手競技選手の争いは違う種類に属するものであった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そして各個人の属する社会的地位によって...
大杉栄 「奴隷根性論」
...地理に属するもの地上に起こること...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...仏に附属するところの...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彼は先ず自分の所有権に属する莫大なる全財産の額を調べ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...初からその方法の範囲外に属することであった...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...そうして最後に自分自身がやはりそのうちのどれかのタイプに属することを発見して苦笑する人が多いであろう...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...等しく民族に属するものである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の所属する教会と合唱隊のために...
野村胡堂 「胡堂百話」
...凡て客観派の叙事詩(エピック)に属する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...自分の所属する団体に...
火野葦平 「花と龍」
...二人〔エピクロスとセネカ〕はきわめて相異なる二派に属する哲学者であるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「天寿国繍帳」の造製に与かった絵師たちは推古天皇の十二年帰化画師保護のため定められた黄書画師(きぶみのえし)ならびに山背画師に属する人びととしてものの本にみえている...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...彼らは伝統的制度に属する人々ではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...呉一郎自身に属する一切の記憶や意識が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...新治郡大串に住む源護に属する所領や管理地であった...
吉川英治 「平の将門」
...奈良平安二朝の遣唐使によって我が国に将来された古写本の系統に属する清家の証本にもとづき...
和辻哲郎 「孔子」
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