...ゴミ処理業者を指す「屑屋」が2週間に1回家に来る...
...この近くには古物商が集まった「屑屋街」がある...
...彼は「屑屋」から安く手に入れたゴミから貴重な物を見つけるのが得意だ...
...彼女は「屑屋」で働いているから、処分する前に使える物がないか探してくる...
...昔は「屑屋」という職業があったが、今はほとんど消えてしまった...
...被告は非常に貧しい暮しをしてゐる屑屋の家内で御座います...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...その時たくさんの本を屑屋へ払い下げて行ったそうですが...
上村松園 「あのころ」
...屑屋はびつくりして立止る...
千家元麿 「自分は見た」
...屑屋(くずや)に売ってしまっても...
太宰治 「服装に就いて」
...屑屋来い来い、空罎売ろう...
種田山頭火 「其中日記」
...屑屋の酒場はこれを一口屋と称するんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを土台に、次から次へと大儲けを致そうと存じますが、いかがなもので……こういうたわごとを、がんりきが黙って聴いていてやると、この紙屑屋、なかなか抜け目のない奴だと見直さないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...屑屋を渡世の俺でさえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...使えそうなのを残しておいたんで」屑屋の清吉は神妙そうに顔を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お隣の二人です」「お隣の二人?」「屑屋(くづや)の久吉さんと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...經師屋(きやうじや)の久吉――今は屑屋をして居るが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを聽くと屑屋の久吉も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...久保田万太郎氏また「船打込橋間白浪」と前書して「ゆく雁や屑屋くづ菊四郎」の一句があつた江戸前面長の老優で晩年は専ら帝劇に出演してゐた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...屑屋(くずや)に売るのである...
森鴎外 「あそび」
...T「どうせ紙屑屋から掻ッ払ったボロ紙一枚で」と愈々辛らつだ...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...俄屑屋(にわかくずや)を思いついた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...勘定か」屑屋の資本(もと)の縞(しま)の財布を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...加山耀蔵(ようぞう)は鉄砲笊(てっぽうざる)をかついで紙屑屋(かみくずや)に化け...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索