...ゴミ処理業者を指す「屑屋」が2週間に1回家に来る...
...この近くには古物商が集まった「屑屋街」がある...
...彼は「屑屋」から安く手に入れたゴミから貴重な物を見つけるのが得意だ...
...彼女は「屑屋」で働いているから、処分する前に使える物がないか探してくる...
...昔は「屑屋」という職業があったが、今はほとんど消えてしまった...
...屑屋(くずや)に払ったらば三銭五厘位のボロ洋傘(こうもり)をつき立てて進む...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...丁度きた屑屋の秤で目方をはかつて貰ひ...
小穴隆一 「二つの繪」
...例へば澤山な子持の青白い屑屋の女房は寒い吹き晒らしの日蔭の土間で家中にぶちまけられた襤褸やがらくたを日がな一日吟味し形付ける...
千家元麿 「自分は見た」
...たま/\屑屋さんが来て...
種田山頭火 「松山日記」
...屑屋は卑下していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...六十八屑屋を突っ放した宇津木兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...屑屋(くずや)流に駒込近傍を徘徊(はいかい)したのである...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...古鉄屑屋の前に立って...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...冷々しながら屑屋が帰へつて行くまでは...
林芙美子 「朝夕」
...屑屋が、幾度も足を運んで、細々した荷物を運んで行くと、二人は、がらんとした奥の居間で顔を視合はせて呆んやり笑つた...
林芙美子 「朝夕」
...「下駄の歯入れゐたします」といふ家や、釜や靴を店先きに並べた古道具屋だの、活動小舎の下足番とか人夫や、屑屋だの、家並が並んでゐた...
林芙美子 「子供たち」
...駄菓子屋、うどんや、屑屋(くずや)、貸蒲団屋、まるで荷物列車のような町だ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...それから出入りの屑屋にきいてみると...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...これあつて「らくだ」の紙屑屋は世にも他愛なくあのばくち打にきめ付けられて...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...いまだ酔わざる以前の紙屑屋が述懐には市井落魄の生活苦滲みていみじく...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...らくだの兄弟分と屑屋の言動との滑稽の中で発展さすべきである...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...屑屋(くずや)どころか材料にえらい費用がかかっている...
柳田国男 「母の手毬歌」
...案内はこの家の裏に夕刻姿をみせた例の屑屋が万端(ばんたん)呑(の)みこんでいる様子...
吉川英治 「江戸三国志」
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