...そのまま屍蝋(しろう)になって居ります...
野村胡堂 「古銭の謎」
...屍蝋と火薬がありますから...
野村胡堂 「古銭の謎」
...屍蝋の光る指先から...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...ああいま春の夜の灯かげにちかくうれしくも屍蝋のからだを嗅ぎてもてあそぶやさしいくちびるに油をぬりつけ すべすべとした白い肢體をもてあそぶ...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...輝やける手おくつきの砂よりけちえんの手くびは光るかがやく白きらうまちずむの屍蝋の手指くされどもらうらんと光り哀しむ...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...屍蝋の光る指先から...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...ああいま春の夜の灯かげにちかくうれしくも屍蝋のからだを嗅ぎて弄ぶ...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...莫斯科(モスコー)の十字路で硝子(ガラス)箱入の屍蝋(しろう)と化している筈の親友であった...
夢野久作 「書けない探偵小説」
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