...邸(やしき)まで何かを届けさせるという様なことに慣されていた...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...それから丸善へ行って二冊ばかり教室へ届けさせるようにした...
寺田寅彦 「病中記」
...それに医者は毎度病人の便を取らしてはそれを検査するために届けさせる...
豊島与志雄 「生あらば」
...これを明朝になったら胆吹の山の留守師団長なる不破の関守氏の許まで届けさせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...漸く四十枚にまとめて「浅草裏おもて」として届けさせる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...放送局へ届けさせる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...嘉納さんへ届けさせることゝする...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...反省を求むる書を書いてボーイに届けさせる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...日が長いので)お母さんが大助さんの生れた家(自注6)へ炭を届けさせるついでに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今後もここへそれらの人の生活に不足せぬほどの物を届けさせる用も命じた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昨夜遅れて京から届いた絹とか綿とかいうような物を御寺(みてら)の阿闍梨(あじゃり)へ届けさせることにした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お召し物などを今夜になってからそっとお届けさせるようにお供へお命じになるお取り次ぎを今私はしましたよ」などと言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼は二つそのソファを届けさせることにしてから店を出た...
横光利一 「旅愁」
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