...とても手が届かないので...
泉鏡花 「海城発電」
...全く届かないところだった...
海野十三 「西湖の屍人」
...ほとんど焚火の光の届かない後の方に坐っていたが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...行き届かないやうな...
種田山頭火 「旅日記」
...子供の運命が自身の寿命と生活力の届かないところへ喰(は)み出ることは...
徳田秋声 「チビの魂」
...喜美子はもう手の届かないところにいるようでもあるし...
豊島与志雄 「白木蓮」
...僕の手の届かないところに行ってしまった...
豊島与志雄 「別れの辞」
...一(はじめ)さんが貰うときまれば本気に捜(さ)がしますよ」黐竿(もちざお)は届いたか、届かないか、分らぬが、鳥は確かに逃げたようだ...
夏目漱石 「虞美人草」
...その庭はまた見苦しく手入の届かないものであった...
夏目漱石 「道草」
...番頭さんはお店が忙しくて奥へは目が届かないだろうし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...子供の手の届かないところ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...息抜きの窓が奥の方の手も届かない処に切られてあるが...
平出修 「逆徒」
...まだモスクワから届かないんだってさ...
宮本百合子 「明るい工場」
...この美しいものが手の届かない理想になっているということを感じて...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...弾はまだ届かないのであるが...
吉川英治 「上杉謙信」
...三度とも切ッ先は届かない...
吉川英治 「三国志」
...わたしの意気だって届かないじゃないか」「これはどうも...
吉川英治 「春の雁」
...彼の訂正の届かない所にいる見物たちも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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