例文・使い方一覧でみる「屈み」の意味
スポンサーリンク...郵便屋はすっかり狼狽し屈み腰になって女を抱きおこしながら雄太郎君へあちらを追え！ と顎をしゃくってみせた... 
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...けれども前屈みで赤毛は青白い顔の上に艶を失っていた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その猫背はだんだんと前屈みがひどくなつて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...竹村君は前屈みになって硝子（ガラス）箱の中に並べたまじょりか皿をあれかこれかと物色しているが...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...また前屈みになったりして...
外村繁 「澪標」
...彼女は私のそばに、寄り添って屈み、私の肩に身をもたせかけた...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...」そして彼女は私の方へ屈みこんで...
豊島与志雄 「黒点」
...そのまま玩具（おもちゃ）の上に屈み込んでしまいました...
豊島与志雄 「子を奪う」
...彼等は内地人のような屈み方ではなく...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...私はそばに屈みこんでその腕を捉えていた...
豊島与志雄 「憑きもの」
...ぼんやり道ばたに屈み込みました...
豊島与志雄 「手品師」
...そして火燵の中に屈み込んだ...
豊島与志雄 「反抗」
...何時も前屈みになって乾いた咳（せき）をしながら歩いていた...
中島敦 「南島譚」
...少し退（すさ）つてお辭儀をした折屈みは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すこし前屈みになって...
久生十蘭 「魔都」
...昔と違って前屈みでない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...いたずらにこの秒間の刻（きざ）みをジッと屈みこんでいるに耐えなくなったものか...
吉川英治 「江戸三国志」
...物干しに屈みこんでいることも...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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