...決して退屈しないんです」と云つた...
芥川龍之介 「東京小品」
...酔ってる間だけは退屈しないよ...
梅崎春生 「蜆」
...それほど退屈しないですんだ...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...徳川の治下になってからも内々ではなかなかその権勢に屈しないものをもっていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...小悪魔は退屈しないだろうけれど...
豊島与志雄 「小説集「白い朝」後記」
...何もすることがなくても、退屈しないし、何もしないでいても、退屈しないし、どんなに忙しくても、退屈しない...
豊島与志雄 「囚われ人」
...その忍び難い所を忍んで、妻や子を棄てて置いて、而(そう)して自分は芸者狂いをするのじゃない、四方に奔走して、自由民権の大義を唱(とな)えて、探偵に跟随(つけ)られて、動(やや)もすれば腰縄で暗い冷たい監獄へ送られても、屈しない...
二葉亭四迷 「平凡」
...小田原迄退屈しないで済む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...決して退屈しないのが妙だね...
牧野信一 「淪落の女の日記」
...日本では下等社会の奴が巡査の前で堂々と自己の権利を言ひ張つて何処までも屈しないといふやうなのがあるが...
正岡子規 「病牀六尺」
...片手を不具にされたりしても屈しないために...
三好十郎 「その人を知らず」
...真理のためにはどんな権威の前にも屈しないという烈々たる学者としての気魄がそこに感じられる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...亭主に屈しないで夫婦喧嘩をする...
柳田国男 「故郷七十年」
...退屈しない程度に四季の変化は充分だし...
横光利一 「旅愁」
...滝川一益が降ってもなお頑(がん)として屈しない地方的な局面が...
吉川英治 「新書太閤記」
...尋有はこの期(ご)になっても屈しない兄の厳(おごそ)かな眉にむしろ驚くのだった...
吉川英治 「親鸞」
...いくらでも毎日退屈しない小境地をもっていたので...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...この犯人はあらゆる証拠にも屈しないで...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「青蠅」
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