...決して退屈しないんです」と云つた...
芥川龍之介 「東京小品」
...(彼女はよくよく退屈しない限り...
芥川龍之介 「春」
...綿密(めんみつ)に誤(あやまり)を直したりするのは退屈しない時でさえ...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...それほど退屈しないですんだ...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...徳川の治下になってからも内々ではなかなかその権勢に屈しないものをもっていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ほんのわずかな呼吸の相違でたまらなく退屈になるはずのがいっこう退屈しないで見ていられるのはこの編集の呼吸のよさによるのである...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...何もすることがなくても、退屈しないし、何もしないでいても、退屈しないし、どんなに忙しくても、退屈しない...
豊島与志雄 「囚われ人」
...一人きりで少しも退屈しない...
豊島与志雄 「私の信条」
...家内が退屈しないですみました...
久生十蘭 「予言」
...ちっとも退屈しないで済む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小田原迄退屈しないで済む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三月まで退屈しないかと云ったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...節を屈しないでやってこられたんですからね...
三好十郎 「猿の図」
...きっとした屈しない顔つきで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同時に五斗米に膝を屈しないために...
夢野久作 「近世快人伝」
...滝川一益が降ってもなお頑(がん)として屈しない地方的な局面が...
吉川英治 「新書太閤記」
...それに屈しないのが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...正直のところ、彼は、将門が想像以上、屈しないし、まだ幾らでも、彼への味方が出てくるので、先頃来、あわてていた...
吉川英治 「平の将門」
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